大学概要【2019年度実施分】心理実験室に集う学生の「教える-教えられる」サークル
人間学部
文字や画像,音声などの刺激提示を行い,刺激に対する反応や反応時間を測定するためのE-Prime(汎用性のある実験機器)をバージョンアップしてすべてE-Prime3.0に統一します。これにより説明やコンピュータの操作が統一され「教えたり,教えられたり」の活動がよりスムーズに進められることになります。昨年度のチューターが引き続き本年度も担当してくれますので,より実践的な学びが可能です。関心のある学生のみなさんの都合の良い日に活動ができるように,後期に入ったら一か月に2~3回くらいのペースでサークル活動を行っていきたいと思います。卒業研究等で,実験的研究を予定している学生諸君のサークル活動への参加を求めます。プログラミングのノウハウを継承していきたいと思いますので,心理学実験に関心のある1,2年生の方もぜひ参加してください。
ACTIVITY
新メンバーを迎えて活動を始めました
2019/10/18
計画通り、E-Primeをすべて最新版にバージョンアップしました。昨年度に続き、大学院生が活動の取りまとめ役を担ってくれています。新しいメンバーを迎え、Eprimeでどんなことができるのかについて学びました。今後、個人またはグループでやってみたい実験を考えてプログラミングを実践的に学んでいきます。
次年度心理系ゼミに所属する予定の学生がE-Primeを体験しました
2019/12/26
講師の大学院生が学部生にもわかりやすい講習会用資料を作ってくれました。今回の受講者2名は次年度心理系ゼミに所属する予定であることもあり,具体的に取り組みたい心理学の実験計画がありました。そこで,「刺激の呈示」―「判断」―「反応時間の測定」という3つのプロセスをもつ課題として,人びとが無意識にもっている態度を測定するための課題作成に取り組みました。ほぼマンツーマンでの講習となり,受講生からは「説明がていねいで分かりやすかった」「今後の自分の研究のために E-Primeが役に立つことが理解できた」といった感想が聞かれました。
卒業研究でE-Primeを使う予定の学生が個別レッスンを受けました
2020/01/30
なかなか学生の都合が合わないことから、1月は E-Prime講習会のスケジュール日程表を作成して、各自の空いている時間帯で自由に講習会に参加できるようにしました。授業の合間や定期試験終了後に講習会参加希望者が実験室を訪れてくれました。講師の大学院生が作成した講習会用資料をもとに個別レッスンを受けました。参加者からは「心理学で使う課題プログラムがはじめてだったので心配でしたが、丁寧に教えてもらい理解できました。資料を復習して、次年度に自分の研究で活用したいと思います」といった感想を寄せてくれました。