大学概要【2023年度実施分】高大連携、国際企業からの課題解決型プロジェクト

外国語学部

高大連携、国際企業からの課題解決型プロジェクト
実施責任者:西尾 由里

高校生と大学生がチームを組み、国際企業からのリアルな課題に対しての解決策をプレゼンテーションすることにより、英語を使い、グローバルな視点に立ち、活躍できる人材育成を目指しています。様々な年齢、文化背景の違う企業や学生同士が、相互に協働することで、新たなコミュニケーションを創設し、新たな学びを構築できます。さらに、コミュニケーションの方法として、対面およびZOOMなどで行うため、ICTの知識と技術を身に着けることがでます。

ACTIVITY

大学生と高校生の協働学習

2024/02/02

 外国語学部は2023年4月から附属高等学校の学生(杉本健教諭指導)とチームを組み、シンガポールに本拠を置く国際団体から提示された課題を解決する「高大連携」のプロジェクトを進めてきました。学部生は「基礎演習Ⅱ(国際経営戦略論)」(萩藤准教授)の講義を通して世界企業の理論的枠組みや企業の経営戦略を学び、高校生はその内容を共有し、チームとなって課題解決のアイデアを模索、検討をしていきました。授業内でのZOOM、あるいは課外で、夜遅くまでチームで議論を重ねてきました。

授業風景

企業からの課題提示

大学生?高校生のZOOMディスカッション

シンガポールの2団体への第一次提案

2024/02/02

 6月13日(火)には、第一次提案ということで、ナゴヤドーム前キャンパスDW306で、外国語学部と附属高等学校の学生らが、シンガポールの国際団体とオンラインで結び、課題解決のためのプレゼンテーションを英語で行いました。ご協力いただいた国際団体はシンガポールボタニックガーデンとハビタット?フォー?ヒューマニティシンガポールの2団体です。シンガポール初の世界遺産であり、国立庭園として設立されたボタニックガーデンの課題は「ガーデン内のギャロップ?エクステンションの来場者を増やすための施策を提案する」というものです。各チームはシンガポールの自然?伝統?食文化を活かした商品やボタニカルガーデンの魅力を活かした過ごし方、日本文化とのコレボレーションの提案など様々な視点からボタニカルガーデンのプロモーションについてプレゼンテーションを行いました。
 もうひとつは、国際NGO団体で、世界70国以上であらゆる人々の住まいの問題に取り組むハビタット?フォー?ヒューマニティのからの課題で、「年代別でのボランティア活動の参加人数を増やす施策を提案する」というものです。各チームはボランティアに関心のある人たちの思考や興味関心についてデータ分析し、効果的なSNS配信によるPR方法や、学校と旅行会社がプランナーとなりボランティアツアーを組むといったユニークなボランティア活動のプロモーション方法などを提案しました。
 その後各チームごとにインターナショナル教員がプレゼンテーションの仕方、パワポの作成、発音などのフィードバックのビデオで作成し、学生たちはそれらを視聴し、最終提案に生かせるようにしました。

第一次提案の様子①

第一次提案の様子②

最終提案での学び

2024/02/02

 7月4日(火)には、最終提案をナゴヤドーム前キャンパスDW306で、外国語学部と附属高等学校の学生らが、シンガポールの国際団体とオンラインで結び、課題解決のためのプレゼンテーションを英語で行いました。当日は小原学長をはじめ大学教職員、また他高校教員のご参加がありました。
 各団体からは日本の学校のボランティア教育の現状について、対象に的確に届けるための効果的なSNS配信戦略についてどう考えるか、など様々な問いかけがあり、学生らは英語での質疑応答に自分たちの考えを伝え、参加者との交流を深めました。審査員として参加した外国語学部の教員からは、「4月の開始から今日まで、各チームのプレゼンに成長がみられた」「英会話の中で質問に対する瞬間的な回答ができるように、これからも経験を積んで鍛えていってほしい」などと総評がありました。
 今回大发体育官网_澳门游戏网站からは2年生の一ノ瀬七海さん、杉本葵さん、須田さくらさん、舟瀬その美さん、三芳源さんが参加しました。大学生1名に、高校生3、4名のチームとなり、授業時間以外でも夜遅くまで何度もZOOMで話し合いを重ねました。大学生は、どうやったらリーダーとして高校生の意見を引き出しまとめるかということに大変さを感じると同時に、非常に成長したということで、初めての年齢差のある多様なチームでの活動に非常に達成感があったとのことでした。また、海外団体からのリアルな課題に対してZOOMで、また英語でプレゼンすることに対しても、自分のキャリアを想定する大きなきっかけになったとのことで、とても自信にあふれていました。 

最終提案の様子

全体のZOOM集合写真

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ