大学概要【2023年度実施分】経営学部?経済学部の連携?協業とアクティブラーニングによる新たな地域コミュニティモデルの創出事業
学部?部署共同
本プログラムは、少子化?高齢化?過疎化などの課題を抱える地域?自治体などからの協力依頼を元に、経営学部?経済学部の両学生が連携?協力しつつ、それぞれの専門知識を活かして地域活性化に取り組むことで、総合大学である本学の強みを活かした新たなアクティブラーニング手法の開発と、地域経済の再生と活性化モデルの構築、「持続可能な活力ある地域コミュニティ」の実現を目指す取組みです。
ACTIVITY
旧JR岩泉線浅内駅のジオラマお披露目会を開催
2023/06/07
6月4日(日)、経済学部山本ゼミと鉄道研究会が製作した浅内駅のジオラマのお披露目会を、同駅舎にて開催しました。
ジオラマは、浅内駅が岩泉線の終着駅として栄えた昭和40年代の同駅とその周辺を再現したもので、地域の新たな観光資源を目指して2019年よりプロジェクトが開始、コロナ禍で作業の中断を挟みながら、本年3月に岩泉町に寄贈したものです。
10時の開始時刻から地域の方々がお披露目会に多く参加され、ジオラマを囲んでそれぞれに浅内駅の思い出話に花が咲きました。
あわせて駅舎の入り口では経営学部による愛知の特産品のチャリティー販売も開催、スパゲッティヨコイのあんかけスパをはじめ、味噌煮込みうどん、きしめん、ういろうなどが販売され、活動から得られた利益は岩泉町に寄付される計画です。
旧JR岩泉線岩泉駅で愛知&熊本?人吉のチャリティー販売を実施
2023/08/15
8月7日(月)、旧国鉄?JR岩泉線岩泉駅の駅舎内において、愛知県および熊本県人吉?球磨地方の特産品のチャリティー販売を実施しました。
本活動は、昨年度の寄付金贈呈の際に、町から岩泉町のシンボルでもある岩泉駅の旧駅舎の利活用について、相談?依頼を受けて開催したものです。
四回目となる今回のチャリティー販売では、愛知県の特産品に加えて、岩泉町と同じく、令和2年7月豪雨による被害からの復興途上にある熊本県人吉?球磨地方の特産品も初めて販売しました。
また、今回の販売活動では、愛知県でのチャリティー販売で、長年仕入れにご協力頂いている「道の駅いわいずみ」でも販売、町民のみならず、観光で岩泉町を訪れた皆様にも多くの商品をお買い上げいただきました。
これらの販売活動と並行して、旧?岩泉駅と道の駅いわいずみ、および岩泉町の観光資源である龍泉洞を結ぶ観光ルート?プランを学生が実地調査し、今後、三者を連接する新たな地域モデルを検討する計画です。
経済学部山本ゼミ?経営学部田中ゼミで合同中間報告会を開催しました
2023/10/18
10月17日(火),本事業の立ち上げ時から主体的に活動に関わっている経済学部山本雄吾ゼミと経営学部田中武憲ゼミが,合同で中間報告会を実施しました。
長年,山本ゼミでは岩手県岩手町からの依頼を受けて,同町に縁があり,戦前に宝塚などで活躍した俳優?園井恵子氏を活かした観光?地域振興策の策定に取り組んでいます。
今年は同氏の生誕110年にあたり,映画製作の計画も発表されたことから(「岩手日報」2023年8月22日),いわゆる「聖地巡礼」などコンテンツ?ツーリズムの経済効果等について,岐阜県高山市,富山県南砺市などで学生が実地調査を行いました。
一方,田中ゼミでは本年度,岩手県庁,三陸鉄道などと「震災学習」と「聖地巡礼」を掛け合わせた観光プランを検討しており,同じく今夏に岩手県宮古市?山田町を訪問調査しています。
よって,今回の中間報告会では,それぞれの実地調査などで得られた地域活性化のためのコンテンツ?ツーリズムの可能性や課題について,経済学部?経営学部それぞれの専門分野の視点から分析や討論を行い,そこから得られた新たな知見を基に,これから最終報告書?企画書などの完成に向けて活動を進めてまいります。