大学概要【2024年度実施分】プロフェッショナリズムの醸成をサポートする経験学習のサイクルを回す取り組み

薬学部

プロフェッショナリズムの醸成をサポートする経験学習のサイクルを回す取り組み
実施責任者:大津 史子

令和6年度から実施される薬学教育モデル?コア?カリキュラムでは、「薬剤師として求められる基本的な資質?能力」として、新たに「プロフェッショナリズム」が明記された。そこでプロフェッショナリズムの構成要素を上図のように設定し、6年にわたる継続的な経験と多様な学修形態による醸成を目指している。その中の「使命感?責任感?利他的態度」を醸成するためのプログラムとして、SDGs、リーダーシップ、ボランティアなどを実施する。本プロジェクトでは、SDGsカードゲームを通して、現実社会の仕組みと現実社会の出来事をシミュレーションして、目的達成のためには周囲とどう連携していくかを体感する。さらに、1年生に導入するリーダーシップ教育に主体的にかかわるLAを養成する。そして、ボランティア活動の環境を日常の学修の中に用意し、実施することで、体験?学び?成長の経験サイクルの循環の実現を目的とした取り組みである。

ACTIVITY

SDGsカードゲームを実施しました。

2024/07/30

SDGsカードゲームを1年生全員に導入しました。現実社会の仕組みと、現実の出来事をシミュレーションすることで、SDGsの目標を達成するにはどのようなことが必要であるかを体験するゲームです。グループで議論しながら、自分たちの行動がどのように社会に影響を与えていくのかを、リアルに体験します。ドキドキしながら、考えながら、ネゴシーエーションしながら、助け合いながら???非常に盛り上がり、沢山の学びがありました。その体験をベースに、学びを現実の自分たちの生活に落とし込み、自分事編と薬学?薬剤師編としてSDGsアイデアコンテストを実施しました。

学生がSDGsカードゲームに取り組んでいる様子

このままでは地球は大丈夫?カードゲームの途中経過

リフレクションWORD CLOUDの一部

SDGsカードゲーム

地域ボランティアのエントリー/アサインシステムの構築

2024/12/06

ボランティアのエントリー/アサインシステムの画面

地域の社会福祉協議会の協力を得て、地域ボランティアの情報を入手し、学生に掲示し、自由にエントリーするシステムを構築した。本システムは実施日や概要、注意事項などの学生に提示する情報をセットし、学生に公開することで、エントリー(先着順)できる。また、同時に、ボランティア実施後の振り返りのためのリフレクションシートがセットされるようになっており、ボランティア実施後に、学んだこと、気づいたこと等を記載し、地域の課題を抽出につなげることができるようになった。

地域ボランティアの経験のリフレクションから

2024/12/06

ボランティア募集システムを構築し、後期から運用を開始した。1年生約300人のうち1/3の学生が地域のボランティア活動に参画している。今回は、参加した学生の種々の経験から得た学びや振り返りをワードクラウドで可視化したので、報告する。まだまだ、ボランティアの機会が潤沢にある状況ではないが、地域の中で求められるニーズを肌で感じ取る経験は、プロフェッショナリズムに繋がる経験として、学びのサイクルを回していけると考えている。

ボランティアの募集資料

ボランティア参加学生の印象記のワードクラウド

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ