大发体育官网_澳门游戏网站

2024/07/12

ネットボールのこと、まずは知ってほしい!

これからのスポーツと社会を絶妙なパスでつなぐ司令塔。

理工学部 数学科4年 濱田怜奈(れいな)さん

1890年代にイギリスで発祥した「ネットボール」。当初は女性向けのスポーツとして誕生しましたが、今では老若男女を問わず世界中で約2000万人もの人が楽しむスポーツに発展しています。このネットボールと出合い、魅了されたのが濱田怜奈さんです。昨年はアジアユース選手権大会の日本代表として、今年はアジア選手権大会の日本代表として活躍。ネットボールとともに、濱田さんの人生は大きく前進を続けているようです。

  • facebook
  • twitter

Qネットボールとは、どんな競技ですか。

A

バスケットボールに似ていますが、7人制でドリブル禁止。各選手のポジションごとに動ける範囲が決まっていて、相手の選手に触れてはいけないというルールのもと、パスだけでボールをつないでシュートをめざします。ゴールにもバックボードがなく、ボールを直接ネットに入れるのみ。バスケットボールほど激しいスポーツではありませんが、制約が多いので特有の難しさとおもしろさがあります。

Qネットボールの魅力とは?

A

小学校4年生のころからバスケットボールをやっていて、大学生になってからも高校時代の後輩らとバスケのチームをつくって大会に出ていました。その大会でネットボール日本代表のコーチの方と出会ってネットボールのことを知りました。

バスケは一人のエースがいて、その人が活躍すれば勝てることも多いですが、ネットボールは全員がパスをつながないと、ゴールにつながりません。また、ひとつのミスが相手の点数に直結する競技のため、ひとつのミスもなくシュートまでパスをつないだ時の爽快感は格別。制約が多く、動けるポジションも決められていますが、自分の得意なところを活かし、苦手なところは他のチームメイトに助けてもらう。そんなチームプレーが大前提である点が、ネットボールの最大の魅力なんです。ちなみに、私はセンターというポジションで、いわゆる“司令塔”を任されています。

Q練習はどのようにしていますか?

A

月に2回、愛知県在住の選手で構成する「名古屋ネットボールクラブ」のメンバーが集まって練習していますが、それだけでは体力の維持向上を図ることができないので、家に帰ってからのランニングなどで自主トレをしたり、バスケットボールの練習や試合を続けたりしながら、心技体を鍛えています。

Q日本代表として参加したアジアユース選手権で何を感じましたか?

A

笑顔と伝えたいという気持ちがあれば、言語が違ってもコミュニケーションをとれることです。また、ネットボールが世界で愛されている競技であることを肌で感じて、スポーツとしての大きな可能性に気づきました。

インドで開催されるアジア選手権大会では、日本の順位をひとつでもあげることが目標です。これまでの最高位が7位なので、それ以上の結果を目指したいです。私個人の目標は、全試合に出場してチームメイトや監督の期待に応えられる司令塔となることと、観客に楽しんでもらえるプレーをしたいと思っています。

Q卒業後の進路は、どのように考えていますか。

A

数学の教員をめざしています。まずはネットボールの盛んな群馬県で教員となり、ネットボールのことを学んだのち名古屋に戻り、数学とネットボールの普及に貢献したいと考えています。この競技は、チームスポーツとして体育の授業にも向いているので、誰もが参加できる生涯スポーツとして裾野を広げていければと考えています。

Q好きな言葉を教えてください。

A

「無駄なことは何もない」です。自分が経験した別々のことが、後に知らない間につながったりします。ネガティブな出来事に直面した時には涙が出てしまうこともありますが、そんな時は思い切り泣いてから、立ち止まらず行動するように心がけています。たとえ落ち込むような経験でも、その痛みが後から生かされることがありますから。

Q大发体育官网_澳门游戏网站の魅力とは?

A

まずは、校舎がきれいなことかな(笑)? とにかく、がんばっている人にチカラを貸してくれる人が多いです。それに、がんばっていると、なぜか自然にがんばっている学生に出会えるから不思議です。そんな仲間と話していると楽しいし、前向きになれます。人とのつながりを大事にしながら現在進行形で成長している人が多いのでしょうね。これからも、そんな出会いを大切にしていきたいと思っています。

理工学部 数学科4年 濱田怜奈(れいな)さん

愛知県出身。小学4年生からバスケットボールをはじめ、今は自分のチームを立ち上げ、大会などにも参加。その過程で、ネットボールと出合い、日本代表選手になる。趣味は読書。愛読書は、コミックエッセイ「ブッタとシッタカブッタ」。大学の障がい学生支援センターのサポーターや、中学校のバスケットボール部コーチとしても活動中。できること、興味のあることには迷わず手を挙げる行動派。