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I’ve come to appreciate a wide variety of cultural values and beliefs. I feel more free.

日本とは違う価値観や文化に触れたいと、オーストラリア、ハワイ、カナダの3カ国で海外英語研修や国際専門研修に参加した山本圭奈恵さん。海外に出ることで視野が広がったと言います。その経験について語ってもらいました。

海外の文化に触れたくて、海外英語研修へ

私が幼い頃、父親がアメリカ?シアトルで単身赴任をしていた時期があって、現地の話をよく聞いていたので、海外に漠然とした憧れがありました。父からも「若いうちから海外に行ったほうがいい」と言われていたので、大学に入ったら行こうと決めていました。

もともと洋楽を聞いたり洋画を見たりするのも好きで、よく英語を耳にしていたので、留学をしても日常会話くらいはなんとかなるだろうと不安はあまり感じませんでした。準備といえば基礎的な英単語を覚えたことぐらい(笑)。

最初に海外英語研修に行ったのは2年生の春。一番研修期間が長かったオーストラリア?メルボルンにあるディーキン大学を選びました。現地の人と交流がしたかったので、ホームステイができるというのも大きなポイントでした。

ネイティブな英語に触れた初めてのホームステイ

ディーキン大学には中国人や韓国人、インド人などいろんな国から留学生が集まっていました。最初はちょっと引っ込み思案になりましたが、話しかけてみるとオープンな人が多くて、自分を積極的に出すことで距離を縮めることができました。自習時間は先生たちと話す機会もあったので、ネイティブの英語にも触れることができました。

オーストラリアではホームステイをさせてもらったのですが、ホストはとても親切でした。例えば私がちょっと落ち込んでいたりすると「何かあったの?」と気遣ってくれたり、「この料理好きよね?」と、私が好きな料理を作ってくれました。

ホストマザーはパスタから鍋まで毎日いろんな国の料理を出してくれました。どれもおいしくて、一度も料理が口に合わないということはありませんでした。本当の家族のように思えて、帰国するときは泣いてしまったんです。今でも、日本から桜や花火の写真をメールで送ったりして交流が続いています。

もっと経験を積みたいと、ハワイそしてカナダへ

オーストラリアで1ヶ月暮らしてみて海外の自由な空気を感じました。日本だと人とちょっと違うことをすると「あの人変わっているね」と言われてしまうけど、そういう窮屈さはありません。もっといろんな国に行っていろんな価値観を知りたいと思うようになりました。

2年生の夏には法学部の国際専門研修でハワイへ行きました。ハワイ大学ロースクールで講義を受けたり、ハワイの裁判所を見学して、アメリカの司法システムを勉強したりするプログラムです。1週間ほどの短い滞在でしたが、専門分野を学ぶことができて身になったと思います。

そして3年生の夏期に海外英語研修でカナダのカルガリー大学へ。2度目の海外英語研修だったこともあって、留学初期の頃からあまり躊躇することなく、積極的に自分を出せたと思います。クラスは日本人が多かったせいかあまり手を挙げて発言する人がいなかったのですが、私は「間違えてもいいや」という精神で、一番に手を挙げて授業に積極的に参加しました。

海外に出て知った、日本とは異なる価値観や文化

海外に出たことで日本のことを客観的に見られるようになりました。それまでは日本での生活、日本人の価値観が当たり前だと思っていましたが、国が違えば生活も価値観も全然違う。例えば、日本は水が豊富だし、交通網が発達していてとても便利に暮らせます。でもオーストラリアやカナダでは、シャワーを浴びたり洗濯をする時、水はとても貴重なものでした。電車やバスといった公共交通機関のサービスも、日本の便利さは当たり前でありませんでした。

また、海外では自分の意見を言うことはとても大事なことでした。日本人は人の目を気にしてあまり言わないですよね。私は留学をしたことで積極的になれたし、もっと自分らしく自由でいていいんだと思うようになりました。「こうしなくてはいけない」といった固定概念にとらわれない大らかさなど、多種多様な価値観に触れられたことは、留学で得た一番の財産だと思っています。

留学生活

  • 課外授業で足を運んだメルボルンのブロックアーケード。ヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ歴史あるショッピングストリートです

  • ブロックアーケードにある「ホークトンティールームズ」は現地で大人気のイギリス調のカフェ。ケーキがおいしい!

  • オーストラリアのバスストップ。よく見ると、土日の欄はNo Serviceと書いてあります。主要なバス路線でも、土日は運休していました

  • メルボルン市内の移動はトラムが便利。路線が細かく網羅されています

  • カナダ留学中に、バンフというまちにスノーボードをしに出かけました。パウダースノーが気持ちいい?

  • カナダはカーリングが盛ん。カルガリーにあるカーリング場に連れて行ってもらいました

MESSAGE

海外に興味があるなら、短い期間でもいいので実際に足を運んでみてください。
日本で見聞きするだけでは分からなかった価値観に触れられると思います。

留学DATA

プログラム 海外英語研修
渡航期間 2017年2月7日?3月19日(2年次春期)
研修先 オーストラリア ディーキン大学
研修都市紹介 【メルボルン】
メルボルンはオーストラリア南東部の海岸沿いにあるビクトリア州の州都です。歴史的な建物や文化が残り、落ち着いて住みやすい印象。世界中から学生が集まる都市。
大学情報 【ディーキン大学】
ディーキン大学は、ビクトリア州メルボルン、ジーロング、ワーナンブールに合計4つのキャンパスがあり、それぞれ異なった特徴や雰囲気を持ちます。メイン?キャンパスであるメルボルン?バーウッド?キャンパスは活気ある都会型キャンパスで、12,000人以上の学部生、院生が学んでいます。また、近代的な建物と施設が有名。
研修費用 研修(41日間)563,000円
利用補助制度 海外英語研修派遣支援A奨学生
給付額 20万円 または研修費用総額の2分の1
選考方法 TOEICスコアと面接?志望動機により総合的に判定します
特徴 ?満足度の高い研修先を厳選!
?渡航前、渡航後にTOEIC IPを受験
?現地デスク?営業所によるサポート(日本人スタッフ)
?毎年180名に最高20万円!充実した奨学金制度
?初めての海外渡航でも安心できるオリエンテーション
?研修参加後の単位認定有
?参加にあたって語学力は原則不問
?全員、大学が契約する海外旅行保険に加入
プログラム 国際専門研修(法学部)
渡航期間 2017年9月4日?9月11日(2年次夏期)
研修先 アメリカ ハワイ大学
利用補助制度 学部?研究科の国際専門研修プログラム
プログラム 海外英語研修
渡航期間 2018年2月11日?3月18日(3年次春期)
研修先 カナダ カルガリー大学
研修都市紹介 【カルガリー】
カルガリーはアルバータ州にある、高層ビルが立ち並ぶ国際都市です。人口は124万人。カナダの石油産業の恩恵で急激に成長を遂げています。標高は1,045m、少し標高の高い住宅街からは雄大なロッキー山脈を見渡すことも可能です。カウボーイの街としても有名です。
大学情報 【カルガリー大学】
16の学部を持つ総合大学。学生数は約3万人。広大なキャンパスにはカナダ最大規模の図書館やオリンピック開催地として整備されたスポーツ施設の他にも、最新のコンピューターラボ、ブックストア、ドラッグストア、ダイニングホール、カフェ、クリニック、歯科など、様々な設備が用意されており、さながら町のような利便性があります。
研修費用 研修(36日間)538,000円
利用補助制度 海外英語研修派遣支援B奨学生
給付額 5万円(対象者全員)
選考方法 TOEICスコアと面接?志望動機により総合的に判定します