移行用/ニュース ビオトープにゲンジボタルの小さな光

天白キャンパスの4号館南にあるビオトープで、4月に学生たちが放流したゲンジボタルの幼虫が成育し、舞い始めました。
ビオトープは理工学部環境創造学科の高橋政稔教授の研究室の学生や農学部の学生らで運営する「自然復元研究会?みどりの環(わ)」が2004年に造成 し、管理しています。昨年7月、たまたまキャンパスを訪れた農学部OBの目にとまったのがきっかけで、今年4月16日、OB2人からゲンジボタルの幼虫 100匹とエサとなるカワニナ1kgが提供され、ビオトープの池に放流されました。
最初にホタルが飛んでいるのが確認されたのは6月1日午後8時すぎで、帰宅途中の職員が池の近くで2、3匹が舞っているのを目撃。翌2日には高橋教授や 研究室の学生ら10人近くが観察したところ、8時半ごろ、池に生えるイグサ、セリの葉の間で小さな光を放っている2匹を発見しました。淡い小さな光が、次 第に力強く明るさを増していく様子に、学生たちからは「こんな所にいたんだ」「やったね」の歓声が上がりました。高橋教授は「ビオトープという小さな自然 環境の中で幼虫が育った意義は大きく、貴重なデータが得られそう」と話していました。“ゲンジボタルの舞”は気温の上昇とともに活発化するものと見られ、 高橋教授は「6月第2週まで鑑賞できるのでは」と期待しています。

【写真上】ビオトープでゲンジボタルを観察する学生たち
【写真下】イグサ、セリの葉の間で光を放つゲンジボタル(6月2日午後8時30分)

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