トップページ/ニュース 野依良治客員教授を招いて第17回野依セミナーを開催
テーマは「オンリーワンとナンバーワン」
野依客員教授(前列左から2人目)と一緒に写真に納まる立花貞司理事長(同3人目)ら参加者
パネリストの院生に丁寧にコメントする野依客員教授
大学院総合学術研究科は3月1日、天白キャンパス共通講義棟北で、2001年ノーベル化学賞受賞者の野依良治同研究科客員教授による第17回野依セミナーを開きました。大学院生6人がパネリストになり、「オンリーワンとナンバーワン」のテーマで一人一人が野依客員教授とミニ対談をしながら展開しました。コーディネーターは同研究科の加藤幸久主任教授が務め、約20人が聴講しました。
野依客員教授は、新聞に連載されたエッセイで、ノーベル賞はスポーツ界の五輪金メダルに例えられるが、金メダルはナンバーワンの選手が獲得するのに対して、ノーベル賞は独創的な研究であるオンリーワンに与えられると書いています。これを問題提起とし、パネリストたちは、各自の研究テーマや目標を紹介しながらオンリーワンのところを語りました。野依客員教授は、一人一人の発言に丁寧にコメントし、激励もしました。
野依客員教授は、日本の国力が衰えている現状認識を示し、若手研究者たちに向けて、外国からの圧力による明治維新、戦後復興に続く、「第三の維新」を起こしてくれることを期待しました。
- (右から)野依客員教授、稲垣さん、柘植さん、山下さん
- (右から)岡田さん、上田さん、村橋さん、野依客員教授
- 野依セミナーの全景
- コーディネーターの加藤教授
パネリストの院生は次の通り。(敬称略)
法学研究科修士課程2年 岡田裕子(ひろこ)
理工学研究科博士後期課程2年 上田悠貴
農学研究科博士後期課程2年 村橋誉将(たかゆき)
薬学研究科博士課程2年 稲垣晃熙(こうき)
薬学研究科博士課程1年 柘植(つげ)厚志
総合学術研究科博士後期課程2年 山下竜司