本学出身者が社長や会長などを務める企業が一堂に会した「名城社長会企業説明会」が5月25日、天白キャンパスで始まりました。26日までの2日間で計48社が出展し、タワー75の2階学生ホールで開催された25日は36社がブースを設けました。共通講義棟北1階学生ホールに会場を移す26日は38社が出展します。就活生の皆さん、ぜひ参加してください。

本学を卒業した経営者でつくる「名城社長会」が「会として後輩たちに将来の夢や人生の選択肢を与えることができれば」と大学側に提案して昨年、初めて開催されました。一柳鎨（はじめ）会長によると「学生も企業もお互い同窓生ということでざっくばらんに話ができました」と社長会でも評判が良く、今年は昨年より出展企業が6社増えました。

開催時間は午前11時30分から午後2時に設定され、昼休みになると学生たちが次々とブースに。製造業や建設業、金融にサービス業と幅広い業種が出展し、先輩でもある社長や会長が直接、質問に答えてくれるブースもあり、貴重な機会を生かそうという学生たちが熱心に耳を傾けたり、質問したりしていました。

三重県川越町のネジ部品製造?販売「森岡産業株式会社」の松浦美千穂会長は自ら学生たちに会社概要などを説明。「私自身、理工学部出身でも長年営業を経験しました。だから『この会社はメーカーだから技術系だけ』などと決めつけず、いろいろな話を聞いたうえで志望する会社を選んだら」と後輩たちにアドバイスしていました。

愛知県豊田市の自動車部品加工工具製造「富士精工株式会社」の森誠会長は「こうした機会を与えていただき、ありがたいことです」と感謝。「大学内の開催とあって、学生さんたちも気軽に会社の説明を聞きやすいと思います。ぜひ、興味を持ってもらえれば」と期待していました。

積極的に各ブースを回っていた農学部3年の女子学生2人組は「企業説明会に参加するのは今回が初めてですが、先輩がいるというつながりから親近感があって良かったです。それぞれの会社の話はもちろん、就活そのものの話も丁寧に説明していただきました」と話していました。