在学生?教職員/ニュース リトアニアを巡った学生3人が研修旅行記を報告
名古屋市博物館主催「リトアニアのゆうべ」に参加 市民約60人に魅力を語る
本学都市情報学部の稲葉千晴教授が責任者を務めた「杉原千畝と難民に関する研修プログラム」で今年8月にリトアニアを訪れた学生3人が11月4日、名古屋市瑞穂区の市博物館で開催された「杉原千畝『命のビザ』の舞台 リトアニアのゆうべin NAGOYA」でリトアニアでの研修の模様を報告し、3人はリトアニアの歴史や文化などを紹介して「ぜひリトアニアに足を運んでください」と呼び掛けました。
リトアニアの歴史や料理、「命のビザ」の杉原千畝などを紹介
- 木崎さん
- 馬場さん
3人は都市情報学部3年の木崎天翔さんと東條亜美さん、人間学部2年の馬場結唯さんで、8月2~13日の日程でリトアニアとポーランドを訪問。このうちリトアニアでは、首都ヴィリニュスで世界遺産の旧市街やヴィリニュス大学などを見学。カウナスでは「杉原記念館」となっている旧日本領事館を訪れ、杉原千畝がユダヤ人難民に「命のビザ」を発給した往時に思いをはせました。
市民ら約60人を前に、木崎さんは「ヴィリニュスの歴史地区」、馬場さんが「リトアニア料理」、東條さんが「カウナス」をテーマに写真などを使って報告。木崎さんはリトアニアの歴史や世界文化遺産に登録されているヴィリニュス歴史地区の概要と世界遺産の評価ポイントなどを説明したほか、ヴィリニュス大学にある聖ヨハネ教会の塔から撮影した街の映像を紹介し、「ここからの景色がとても美しかったです」と振り返っていました。
馬場さんはピンク色の冷製スープ「シャルティバルシチャイ」やバウムクーヘンの起源とされるお菓子「シャコティス」など、リトアニア料理6品を紹介。「とてもおいしい料理を食べることができました。食べたい料理が見つかったら、ぜひリトアニアへ」と呼び掛けました。東條さんは杉原記念館について「丘の上にあって登るのが大変で、荷物を持ってここに来たユダヤ人難民は大変だったのでは」と思いをはせ、さらに「リトアニアで出会った人のほとんどが杉原千畝を知っており、あらためてそのすごさがわかりました」と話していました。
- 東條さん
「リトアニアのゆうべ」は、杉原千畝が市博物館近くにある愛知県立瑞陵高校の出身で名古屋にゆかりが深く、その杉原千畝が多くのユダヤ人を救った地として知られるリトアニアの豊かな自然と文化を紹介しようと、市博物館が企画しました。木崎さんらの報告のほか、駐日リトアニア大使館提供の映像によるリトアニアの観光地の紹介や民族舞踊の体験などもあり、来場者を楽しませていました。
- 杉原記念館を紹介
- リトアニアの歴史や文化を説明
- リトアニア料理の紹介
- 会場から質問も