現在、本学は新型コロナウイルス感染症対策として遠隔授業を実施しています。今回は「英語科指導法 I」のオンライン教材作成の取り組みを紹介します。
本授業の主たる目的は「教育実習のための授業観察、および授業実践における基本的な実践力を習得すること」です。
例年は学習指導要領をふまえて、小中高の教育目標や内容を概観し、優れた授業実践を観察した後、模擬授業を実施しています。しかしこの「コロナ禍」の6月、対面授業ができないことになりました。
「教育実習の場を想定した模擬授業は、オンラインでは無理です。」
担当の藤原准教授は断言します。「当初はこのコロナ禍が一時的にでもおさまった頃に、集中授業での実施を考えました。しかし、学校でオンライン授業の実施が教育的課題になっていることもあり、オンライン補助教材の作成をやってみよう、と計画してみました」
作成方法の伝達もオンラインです。オンライン補助教材の作成方法を、ハンドアウトと映像で説明し、学生からの質問にはメールで回答。そうすると、学生達は創意工夫あふれるオンライン補助教材を作成しました。写真はその動画教材群の一部です。
「基本文型」に関する教材を作成した現在3年生の田中優誠くんはこう振り返ります。
「初めての取り組みで多少不安はありましたが、パソコン操作などは非常に簡単で、特に問題無く作成することができました。今後も活用する場面が増えてくると思うので、初めの一歩として良い機会となりました。」
彼の動画は下記関連リンクより視聴できます。
新型コロナウイルスの拡がりとともに、全国各地の学校は一斉休校となり、多くの児童?生徒が自宅学習を余儀なくされました。今も第二波が心配されています。また豪雨や地震などの災害時に、いかに教育機会を提供していくのかは大きな課題です。一方、学校のICT設備が不十分なこともあり、多くの公立校ではオンライン授業の提供が遅れているとも指摘されています。
「授業には、授業内外で構築される人間関係と即自的なインタラクションが必要です。ゆえに対面が望ましいと思います。しかしそれができない時、オンラインで教育機会を提供できることは素晴らしいことです。さまざまな状況の変化にも対応できる教員を養成していきたいと思います。」(藤原准教授)
大发体育官网_澳门游戏网站外国語学部ではこれからの英語教員を輩出します。
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