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2023.09.06

未来を築くコミュニケーション:ベトナム X 日本の国際交流プログラム

  • #CLAB (Collaborative Learning Across Borders)
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  • #学んだ!
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時代は「グローバル化」が進む中、藤原ゼミは未来の社会を見据え、ベトナムの若手企業ARISTEEL社と共に、新しいタイプの国際交流プログラムを展開しました。この協力関係が生んだ結果は、日本とベトナムの学び合いの場であり、両国の未来への架け橋となることが期待されます。

日本語を通した国際交流プログラムの目的

2023年度の前期に実施されたこのプログラムは、言語(主として日本語)を通じて国際的なコミュニケーションを体験し、日本社会が今後進むべき「外国人」との共生への理解を深めるという目的を持っています。その背景には、日本の人口減少といわゆる「グローバル化」の波があり、アジア諸国との連携が今まで以上に重要となっています。
交流したARISTEEL社は、建築鉄骨施工図作成や製作管理、コンサルティングを専門とする、日本と緊密な関係を持つ若きベトナム企業です。多くのスタッフが日本の留学や勤務経験を経ていますので、基礎的な日本語能力を持ち、日本の企業と共同で活動を展開しています。

ゼミ生の発表

ARI STEEL社の発表

教室の様子

ブレイクアウトルーム

多岐に渡るトピックで異文化交流!

このプログラムでは、9回にわたるセッションで食べ物、季節、スポーツ、音楽、アニメ、観光地、行事、最新のトレンドなど、多岐にわたるトピックを探求しました。ベトナムのトロピカル?フルーツ、マンゴスチンを紹介していただいた折には、日本でそのフルーツを手に入れて試食会をしました。音楽のセッションでは、木村友南さんに生のギターの弾き語りをしていただきました。音楽は言葉の壁を越えていきます。交流会終了後に、ARISTEEL社へのビデオメッセージを作成した際、そのBGMに木村さんの素晴らしい歌声を載せました。

マンゴスチン

マンゴスチン試食会

Beautiful Daysを歌ってくれた木村さん

ビデオ?メッセージ

生徒の感想

以下は学生の感想です。今後もこのような交流の機会が広がることを期待しています。


9回ARI STEELの方々と交流してみて、日本語学習者をより身近に感じることが出来たとともに、ベトナムについて多くのことを知るきっかけになりました。サイゴン、カントー、ダナンの3つの地域では、暮らし方が日本とは違い、特にカントーでは水上で商売をしていると知りとても驚きました。また、食べ物についても、マンゴスチンという果物を知り食べるきっかけができました。現在は海外のことについて調べることは簡単ですが、実際に交流したことによって、ベトナムでTik Tokが流行っていることや今流行の曲など、生の情報を交換することができました。また、この交流をとおして、日本の文化についても再確認することができました。
ブレイクアウトルームでの交流では、多くの質問をしてもらい、視点の違いを感じました。たとえば最後の週では妖怪のろくろ首の「首」の長さを聞かれたのですが、考えたことがなかったため驚きました。
私は大学でベトナムの言語と文化を学習しています。ベトナム語の発音が難しく外国語の壁を感じていますが、ARI STEELの方々は一生懸命日本語を使い、ひらがなとカタカナ、漢字の3種類をスライドで上手く使っていてすごいと感じました。ただ、そこに表されている文が上手く作られていても、実際に読んだときには発音に曖昧な部分があったため、ベトナムの方から見ても外国語の発音は難しいのだろうと感じることができました。言語の学習をさまざまな視点でみるきっかけになりました。
(3年次 内田 朱音)