特設サイト第71回 八事キャンパスの薬用植物 ~2020春~
6月3日から、実験?実習など、一部の授業を大学で開始しました。
ここまで大学に一度も登校していなかった学部1年生もまた、基礎科目や薬学部の導入教育科目が面接授業として開講され、緊張した面持ちで登校して来ました。学内および通学時の「3密」発生リスクを考慮して、教室変更や時間割の変更を行ったため、混乱もありましたが、少しずつ八事キャンパスに馴染んできてくれることを願っています。
今年もキャンパス内に植えられた薬用植物達はコロナウイルス感染症の流行に関係なく、芽吹き、花を咲かせてきました。
水路のそばのナルコユリは、今年も可憐な花を咲かせてくれましたし、ボタンもまた大振りの深紅の花を見せてくれました。少し遅れて、純白のシャクヤクが咲き、中にはまるでボタンのような大振りで、薄紅色の花を楽しませてくれた株もありました。
ベンゼン池の中では、今年はコウホネが黄色の花を咲かせました。
ナルコユリ
ボタン
シャクヤク
コウホネ
最近ではウコンがピンク色の花を咲かせています。これから、ショウガやシソが成長してくることでしょう。ゲンノショウコやドクダミも花を咲かせ始めましたので、生薬としての収穫時期を迎えております。
残念ながら、多くの学生はこれらの薬用植物の花を今年は楽しむことができませんでした。ときどきスマートフォンに収めていた写真を、ここに掲載します。来年は、こうした花々を、直接楽しんでもらえたらと思います。
ウコン
ゲンノショウコ
ドクダミ
(2020年6月15日)