アップサイクルプロジェクト

アップサイクルプロジェクト

アップサイクルで不要なモノを価値あるモノに!

Enjoy Learning プロジェクト トップリーフ

廃棄品や不用品を新たな価値のあるものに生まれ変わらせるアップサイクルを軸に活動している「トップリーフ」。大量の洋服が捨てられていることに注目し、古着を集めてプロダクトを作ることからスタートし、学内外に仲間や協力者を増やしながら、活動の幅を少しずつ広げています。

「トップリーフ」のメンバーは経営学部の学生が中心。
企画広報班とプロダクト班に分かれ、それぞれが役割を担っています。

PROJECT SUMMARY

どんなプロジェクト?

経営学部の有志が集まり、2021年にEnjoy Learning プロジェクトとして採択された「トップリーフ」。廃棄されてしまうもの、捨てられてしまうものを回収し、回収品でプロダクトを製作して新たな価値を生み出すアップサイクルに取り組んでいます。製作したプロダクトは、マルシェや大学祭などで販売。プロダクトの背景にあるストーリーを伝えることでアップサイクルを広め、環境問題への関心を高めたり、SDGsの12番目の目標である「つくる責任?つかう責任」について考える人を増やしていきたいという思いがあります。活動に賛同してくれる団体や企業ともコラボレーションし、アップサイクルの新たな可能性を追求しています。

WHAT WE LEARNED #01

古着のアップサイクルからスタート
回収ボックスもすべてメンバーが製作

プロジェクトが採択され、まず初めに取り組んだのは学内での古着回収です。地元のコーヒー豆販売店で使用済みとなったコーヒー豆の麻袋や地元の建設会社から譲り受けた廃木材を使って古着の回収ボックスを作り、キャンパス内4箇所に設置しました。

チラシやSNSで、いらなくなった服を回収ボックスに入れてほしいと呼びかけたところ、一部屋が埋まるほど膨大な数の古着が集まりました。集まった古着は元々のデザインを生かしながらおしゃれなエコバックなどにアップサイクルし、名古屋城内で開催された「ソーシャル キャッスル マーケット」で販売しました。

佐々木 翔

経営学部 国際経営学科 3年
プロダクト班 佐々木 翔さん

VOICE

初めて知るものづくりの面白さ

アップサイクルに初めて挑戦したのは古着の回収ボックス作りです。ボックスの1つを回収した古着から作ることになり、僕が主体となって取り組みました。

裁縫をしたことはなく、知識もない状態でどうしたらいいのか苦労しましたが、なんとか完成! 価値あるものを作り出す楽しさを知りました。

WHAT WE LEARNED #02

大学祭ではブースを出店
学内にアップサイクルを広めたい!

大发体育官网_澳门游戏网站祭ではブースを出店し、メンバーの着なくなった服を集めてフリーマーケットをしたり、回収した古着でコースターを作る体験などを実施しました。ファッション好きが多い「トップリーフ」のメンバーによるフリーマーケットは好評で、当日はたくさんの学生がブースに集まりました。コースター作りでは、いらなくなった服をコースターにアップサイクルする体験をしてもらいながら、「トップリーフ」の活動に関する意見交換などを活発にすることができました。環境問題への意識は学生によってまちまちですが、大学祭での体験が環境について考えるきっかけになり、意識や行動に変容が起こることを期待しています。

小澤 百子

経営学部 国際経営学科 3年
企画広報班 小澤 百子さん

VOICE

企画を考える面白さを知りました

見ているだけでなく、実際に体験したことの方が印象に残りやすいのではないかと思い、コースター作りを企画しました。

今後も回収した大量の古着を使って、参加者が手を動かすことができるような面白いイベントを企画し、たくさんの人を巻き込んでいきたいです。

WHAT WE LEARNED #02

学外の協力者とつながることで、
活動の幅が広がった

活動をしていくにあたって学外の協力者を見つけたいと思い、環境問題に関心をもつ団体や企業を探してアプローチしました。その中でフェアトレードの商品などを扱う企業とつながることができ、アップサイクルをテーマにしたワークショップに参加させてもらったり、ファッション専門学校の講義に呼んでもらうなどして、活動の幅を広げてきました。また、企業と組むことでビジネスとしてアップサイクルを続けていくことの厳しさや大切さを学ぶことができ、「トップリーフの活動で収益を出して事業化していく」という新たな目標を見つけることができました。

正司 雄大

経営学部 国際経営学科 3年
プロダクト班 正司 雄大さん

VOICE

新しい出会いがきっかけを生む

ファッション専門学校の講義に来ないかと誘ってもらい参加したところ、僕たちの活動内容を学生の前で急に話すことになりました。なにも準備していなかったのですが、落ち着いて話すことができ、皆さんが熱心にメモをとりながら聞いてくれる姿に自信をもらいました。

磯谷 望

経営学部 国際経営学科 3年
プロダクト班 磯谷 望さん

VOICE

動くことで気付く変化

これまで自発的に何かをやることに対して、「どうせ変わらない」とネガティブに捉えているところがありましたが、みんなと活動していくうちに、自分にできることが増え、チャンスも広がり、行動することで変わることがあるんだと実感することができました。

経営学部 国際経営学科3年プ
ロジェクトリーダー 大嶺光輝さん

NEXT STEP

「行動すれば、変えられる!」と、信じてほしい

アルバイト先のリユースショップで服が大量に捨てられているのを見て、捨てられる服を価値あるものに変えられないだろうかと考えたのが、プロジェクトを始めるきっかけでした。ゼロの状態からスタートし、どんなふうに進んでいくのかまったく想像ができなかったのですが、活動を続けていく中で、学内外のいろんな人とつながり、成長することができました。これからも僕たちが行動することで、少しでも周囲の人の環境に対する考え方や行動を変えていけたらと思っています。そして、「行動をすれば、新しい世界が見えてくる」ということを、活動を通して伝えていきたいです。

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