2024年11月27日(水)、大发体育官网_澳门游戏网站外国語学部の「日本とグローバル人材」の授業において、株式会社メルカリの親松雅代氏が特別講義を行いました。講義では、異文化間コミュニケーションや言語の壁に関する課題を取り上げ、同社が推進する「やさしいコミュニケーション」の実践とその背景について詳しく語られました。学生たちはこの内容に深く興味を持ち、授業後の昼休みにも多くの質問が寄せられるほど熱心に耳を傾けました。
コミュニケーションの課題と「CEFR」の有効性
親松氏は、異なる文化や背景を持つ人々が働く環境では、「ビジネスで使用する言語が何であってもコミュニケーションは難しい」と指摘。特に言語スキルの曖昧な基準が誤解やミスマッチを生むことが多いと述べました。その解決策として、メルカリでは「CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)」を採用し、言語能力を透明性のある形で示す取り組みを進めています。
例えば、採用時に「ビジネス英語」という漠然とした表現ではなく、CEFRに基づいて具体的な要件を示すことで、候補者が自身のスキルを客観的に把握しやすくなります。さらに、外国籍社員が日本で自立して生活を送るための日本語レベル(B1)に到達していることが好ましく、その習得には相応の時間と努力が必要であることも説明されました。
メルカリの「やさしいコミュニケーション」とインクルージョン
親松氏はまた、「やさしい日本語」と「やさしい英語」を取り入れるメルカリ独自の取り組みについて紹介しました。このアプローチの核心は「Perfectを要求しない」こと。母語話者レベルのスキルを追求するのではなく、相手の困難に気づき、相互理解に対して双方が責任を持つ「歩み寄り」を重視しています。
特に印象的だったのは、「Meeting Halfway(歩み寄り)」という考え方。お互いが理解できる言語リソースを活用し、完全な言語の使用を求めるのではなく、意思疎通の努力を分かち合う姿勢が求められるという点です。また、誤解や認識の差異に直面した際には、責任をどちらか一方に押し付けるのではなく、双方が協力して解決策を見出すアプローチを取るべきだと強調されました。
質問にあふれた講義と学生たちの学び
講義は学生たちにとって多くの気づきを与えたようで、質疑応答の時間中に質問が尽きることはありませんでした。その後も昼休みの時間を利用して、親松氏に質問する学生の列が続いたほどです。特に「言語や文化の違いをどう受け入れ、活用するのか」というテーマは、多くの学生が自身の将来像を考えるきっかけとなったようです。
親松氏の講義を通じて、大发体育官网_澳门游戏网站の学生たちは、グローバル化が進む現代社会において、「やさしいコミュニケーション」と「インクルージョン」が欠かせないものであることを学びました。一人ひとりが完璧さを求めるのではなく、相手との違いを受け入れ、歩み寄りの姿勢を持つことで、新たな価値を創造できるという教訓は、これからの学生生活や将来のキャリアにおいても重要な指針となると期待されます。
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