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2024.12.25

ゲスト講師による特別講義「日本の先端文化」

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外国語学部

去る12月18日(水)、外国語学部の選択必修科目「日本の先端文化」(担当:鈴村裕輔准教授)ではゲスト講師を招いての特別講義が行われました。

マノン?ラモスさん(京都大学)による特別講義

今回は、マノン?ラモスさん(京都大学)をお招きし、"Libraries and amphitheaters to Reshape the State: Transnational Spaces for Constitutional Thought in Early Showa"(国家を形成するための図書館と階段教室--昭和初期における憲法に関する思想のためのトランスナショナルな空間)と題してお話を伺いました。

講義では、昭和初期に焦点を当て、国家の根幹をなす憲法学もしくは国家学を対象として、大学図書館が外国の文献を最新の研究を所蔵することで知の集積所になるとともに、外国の専門書の翻訳という言語の隔たりを超える取り組みによって世界の研究の動向と日本の研究が繋がっていたことが、具体的な文献の貸し出し状況や翻訳の様子などを通して紹介されました。

また、最新の研究成果は大学の階段教室のような大講義室での講義を通してまず学生に伝えられ、やがて書物としてまとめられることで広く社会に問われたという事実を通して、知の伝達のあり方も議論されました。

「トランスナショナルな空間」という概念を手掛かりに日本の図書館が備えていた知の集積と発信という特長を実証的に説明する講義からは、受講生も多くの新たな学びを得ることができました。

講演中のマノン?ラモス先生

講義の様子