大学概要有松ミチアカリ~繋がりの灯~(2024年度)

竹あかり

地域の祭りという学業の枠を飛び越えた活動に参加することにより、様々な経験をすることができます。特に自分たちで設計した製作物を1/1の実寸大で製作するという経験は、講義では学ぶことのできない貴重な機会だと思います。また、ワークショップを積極的に行い、地域の人と共に活動を行うことで繋がりの輪を広げるとともに、有松のことを多くの人に知ってもらえるきっかけになります。このようにして、自分たちの学びの場を広げると同時に地域活性化の糸口になると考えております。

竹職人の川渕さんから竹の保管講習を受けました

2024/08/27

18年間竹あかりの活動をしている竹職人の川渕さんを講師として招き、私たち学生では思い浮かばないようなプロの技や工夫が見られた。その中では、竹を保管するノウハウだけでなく、竹あかりを作っていく過程での技術も教わった。私たち学生はそのプロの技術に圧倒され、今後活動していく上で、とても良い刺激となった。また、竹保管についてはただ、保存するときの条件を良くするだけではなく、下準備もあり、質問を交えながら細部まで丁寧に教わった。竹あかりの界隈は昔と比較すると大きいがまだまだともいえる。

今後はこのような同じ界隈の方とも関わり、その拡大を目指すとともに、私たちは同じ竹あかりでも有松でしかできないやり方、工夫を模索していきたいと考える。

竹の表面をバーナーで焼き、出できた油をふき取る様子

豊明市の市民文化会館でナイトミュージアム開催

2024/08/10

展示室前の廊下をほんのり足元を照らす竹あかり

今回竹あかりは、昨年の12月に開催された豊明市の沓掛城以来、再び豊明市の市民文化会館でナイトミュージアムという新たな形で共同して開催することになった。竹あかりを通して有松を知るきっかけを作り、交流が市を越えてつながる効果をもたらしたかったためである。取り組み期間は6月の16日、23日、30日の3日間を作業日とし、8月4日のワークショップ、10日をナイトミュージアム本番という5日間のスケジュールで行った。

本番のナイトミュージアムでは100~150人を集客し、大盛況でした。この結果を得られたのは、事前打ち合わせや確認、良いものにするための話し合いをかかさなかったことではないかと考える。前回の豊明のイベントでは私たちのなかでは反省点の多い結果となった。打ち合わせ期間も含めると約5か月間の取り組みであった。

作業日と本番合わせて5日間での施工という短い期間での作業であったためなるべくスムーズに進むように作業工程を毎回組んだり、新しく竹あかりに参加してくれる新規性を積極的に募集を呼びかけ、作業人数を増やした。新規性の子に竹あかり本番に近い体験をしてもらったことで今後の活動への興味関心を持ってくれる人が増えた。竹あかり本番とはまた異なる形での竹あかりでしたが、象徴オブジェの作り方をいつもと変えたりなど挑戦したことで表現の幅も今回でさらに広がったと感じる。

また、ここで関わった方々の知識や感性にもワークショップを通して触れたことで考え方にも違った角度からの知識の幅も増えたと感じる。今回で得られた学びを本番の竹あかりにも活用していきたい。

ワークショップの様子

今回のイベント開催における象徴的なオブジェ

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