移行用/ニュース 理工学部建築学科の生田京子研究室がグッドデザイン賞を受賞
賞状を手にする学生と生田准教授
2016年9月に完成した「月灯りの移動劇場」と建築学科の学生ら=名古屋市中川区で
理工学部建築学科の生田京子准教授研究室が取り組んだ「月灯りの移動劇場」が10月4日、グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会運営)に選ばれました。
本プロジェクトは、誰もが敷居なく芸術に触れて楽しめる舞台作品を届けるための、オリジナルの移動劇場です。日本全国の農村部、医療施設、小学校など劇場がない場所に出かけていき、例えば校庭に設置するなどして全国巡回公演を実現します。構造体はFRP(繊維強化プラスチック)パイプとスチールジョイントから成り、5人のダンサーだけで現地で組み立て可能です。自転車の車輪と中軸のような構造(ホイール+スポーク構造)のユニットが3つ集合することで、劇場の舞台と膜が形成されています。各部材は全て解体?取り外し可能で、ワイヤーをウインチで巻き上げることでパイプなどが組み上がります。
日常の暮らしに非日常を持ち込む簡易な仕組みが高く評価され、グッドデザイン賞受賞に至りました。
同プロジェクトは本学の2016年度学びのコミュニティ創出支援事業に採択されました。
受賞サイトリンク:グッドデザインアワード2017