移行用/ニュース セカチカセミナー「アジアの時代に活躍する人材」

徳永さん(右端)の講演を聞く学生ら=ナゴヤドーム前キャンパスで 徳永さん(右端)の講演を聞く学生ら=ナゴヤドーム前キャンパスで
質問に答える徳永さん(奥左) 質問に答える徳永さん(奥左)

国際化推進センターは5月25日、ナゴヤドーム前キャンパスで第2回セカチカセミナーを開きました。世界に近づくきっかけになるという意味のセカチカ。第1回は昨年7月、天白キャンパスで開催しましたが、今回は、地域に開かれたスペースである西館2階の社会連携ゾーンshakeに会場を移し、学外にも参加対象を広げました。

マレーシア政府観光局(東京都千代田区)のマーケティングマネージャー、徳永誠さんが「アジアの時代に活躍する人材」と題して講演。学生ら21人が聴講しました。徳永さんは関西学国語大学外国語学部英米語学科を卒業し、マレーシア大使館に就職。1991年、マレーシア政府観光局に移り、観光スポットの紹介にとどまらず、カキクケコ(環境、教育、暮らし、健康、交流)の分野で幅広く活躍しています。
講演で徳永さんは、人口減少や財政赤字、地方の疲弊などさまざまな課題を抱える日本が豊かなまま生き残っていくためには、アジア諸国とどう向き合っていくべきか、と問題提起しました。国民の平均年齢が日本の47歳に対してマレーシアは27歳と若く、アジアでトップクラスの英語レベルがあり、国民性は親日的でフレンドリーなどと紹介しました。そのうえで、アジアの時代に活躍する人材になるために、マレーシアの大学で世界各国から来ている学生と交流することを勧めました。

講演の後は、椅子に座って聴衆と同じ目線で質疑応答し、「やはり英語は必要ですか」という質問に、「ブロークンでもいいので英語を使うと世界が広がります。私は英語力を生かしたことで豊かな人生を送っています」と、メリットを明確に答えました。
理工学部応用化学科3年の坂野友梨さんは「春休みにオーストラリアに1カ月半留学し、中国やベトナムなどから来た人たちと一緒に授業を受けました。国籍の違いで考え方も違うことを実感しました。理系の専門的な知識を生かしながら海外で活躍できないかと考えています」と感想を話しました。

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