在学生?教職員/ニュース 吉野彰教授が名古屋産業人クラブで講演 経済人の関心を集める
講演する吉野彰教授
- 経済人を前に話を進める吉野教授
リチウムイオン電池の開発でノーベル賞の期待がかかる吉野彰大学院理工学研究科教授が4月26日、名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区)で開かれた名古屋産業人クラブ設立60周年記念講演会で演壇に立ち「リチウムイオン電池のこれからと未来の車社会」のテーマで話しました。
今回は、固体電解質を使ったリチウムイオン電池の可能性、無人自動運転電気自動車の普及と社会の変革などについて1時間にわたって話を進めました。
固体電解質については、液漏れがないなどの長所と短所を比較考察。「まだまだ改良の余地がある。毎年、技術革新が現れ、特性が上がっていく可能性がある」と予想しました。
無人自動運転車に関しては、AIEV(Artificial Intelligence Electric Vehicle)という言葉を使い「2025年以降、マイカーはガソリンエンジン車から漸次AIEVに置き換わっていく」と予測しました。
名古屋産業人クラブは、日刊工業新聞社が事務局を務める異業種交流会です。