移行用/ニュース 理工学部の秋山さん開発の升ピアス?イヤリングが日本観光振興協会会長賞 岐阜県大垣市のインターンシップ先で発案
- 星空カフェで升のピアスとイヤリングを売る秋山さん=2015年7月、岐阜市の柳ケ瀬で
理工学部環境創造学科2年の秋山紗優美(さゆみ)さんが開発したミニ木升のピアスとイヤリングが、日本商工会議所と全国観光土産品連盟主催の第56回全国推奨観光土産品審査会で、日本観光振興協会会長賞を受けました。秋山さんは2015年4月から9月まで岐阜県大垣市の木升メーカー「大橋量器」でインターンシップ(就業体験)を行い、若い女性らしい感覚で1立方センチメートルの木升をアクセサリーに変身させました。
木升の生産量日本一の大垣市でも、大橋量器は斬新なアイデアでヒット商品を次々と世に送り出してきました。秋山さんは岐阜大学工学部3年の佐藤直輝さんと一緒に同社でインターンシップを行い、大垣市産の間伐材の商品化を研究しました。着物や浴衣を着るシーンを想定し、外国人観光客の土産物にもなるものをというコンセプトを立て、3カ月がかりで開発しました。
秋山さんは「升は古いイメージがあるので、どうやって若い人になじみのあるものにできるかを考えました。思い通りにお土産として選んでもらい、うれしい」と喜んでいます。
審査会には、全国603企業から1271点が出品され、32点が入賞しました。菓子、食品、民芸、工芸の各部門の最優秀商品に授与される大臣賞は、厚生労働大臣賞(菓子)の「創作生かるかん 橘かん(徳重製菓とらや?鹿児島県)」など。ピアスとイヤリングは民芸部門。大橋博行社長は「女性らしいアイデアで、製造もしやすい商品になりました」と話しました。