移行用/ニュース 薬学部坂井健男助教が有機合成化学協会東海支部奨励賞を受賞
公益社団法人有機合成化学協会東海支部は7月12日、薬学部坂井健男助教に平成25年度有機合成化学協会東海支部奨励賞を授与しました。
同賞は、有機合成化学または有機合成化学関連産業の分野で優れた研究または発明を行った若手の研究者を表彰するため、1982年に設立。坂井助教は「ポリ環状エーテルの新規収束的合成法の開発とダイバージェント合成への展開」をテーマに、オキシラニルアニオン法を用いたYessotoxinのCDEFGHIJ環骨格およびその環アナログ体である8環性ポリエーテル化合物の収束的合成を行った他、同合成法の中員環構築に用いたTMSジアゾメタンの環拡大反応における立体化学的なメカニズム解明も行いました。今回の受賞は、これら一連の業績が評価されたものです。