移行用/ニュース 進路支援講座で尾木ママが講演
600人近い学生たちに講演する尾木さん
「尾木ママ」の愛称で人気の教育評論家?尾木直樹さん(法政大学教授)を講師に迎えての「進路支援講座」が5月17日、共通講義棟北の名城ホールで開かれました。新入生や2、3年生を対象に、将来の夢や働くことについて考える機会を持ってもらおうと、キャリアセンターが毎年この時期に開いているもので、600人収容の会場はほぼ満席になりました。
尾木さんは「学生時代にすべきこと~グローバルな視点~」のテーマで講演。「自分の歴史を振り返ることは大事です」と、大学受験に失敗して、東京で浪人生活を送った際、同じ下宿の大学生たちに刺激されて、サルトルやニーチェ、三木清らの哲学書に夢中になった体験、20年を超す教員経験を経てフリーの教育評論家、大学教員、「尾木ママ」の愛称で呼ばれるようになるまでのいきさつを、軽快なジョークを交えながら語りました。尾木さんは、最近の企業は、大学のブランド力に頼る日本の大学生よりも、成績もよくて語学力があり、ハングリー精神で頑張る中国、タイ、インドなどの留学生を積極的に採用する傾向がどんどん強まっていると就職市場でのグローバル化を指摘。「あふれる情報の中から真実を読み取るメディアリテラ シーを学び、発想力、問題解決力を高める学生生活を送ってほしい」と学生たちにエールを送りました。バラエティー番組出演での裏話も交え、壇上をアクティブに動き回りながら、"尾木ママスマイル"をふりまきながらの講演に、学生たちは自然に引き込まれていました。