移行用/ニュース 東日本大震災の被災者支援集会に400人 「支援のスクラムを」 提案や意見続々
- 金曜日午後5時半からの開催にもかかわらず400人が参加した緊急集会
- 「全学でスクラムを」と呼びかけた大橋理事長
東日本大震災の被災者に対し、大发体育官网_澳门游戏网站としてどの様な支援ができるかを話し合う緊急集会が4月8日午後5時半から共通講義棟北の名城ホールで開かれ ました。死者?行方不明者が3万人に及ぼうとしている戦後最大の震災被害に対し、中根敏晴学長と大橋正昭理事長が、「大发体育官网_澳门游戏网站として何ができ、何をすべき かを話し合い、被災地への思いを行動に移そう」と学生、教職員に呼びかけて開かれたもので、約400人が参加しました。学生、教員、事務職員が一堂に会し ての集会は異例で、30人近くが相次いで発言を行い、被災者支援への熱い思いを訴えました。
犠牲者への黙とうで始まった集会では、進行を務めた学務センター長の渋井康弘?経済学部教授が「被災者支援の輪がどんどん広がっています。人間って捨てた もんじゃないと思います。きょうは、これだけの人数が集まったのは誇るべきことです。大学だからできる支援を考え、意見を出し合いましょう」と集会の狙い を説明。大橋理事長も「すでに、個々やグループで支援、ボランティア活動に取り組んでいる人もいると思いますが、全学でスクラムを組めば支援の輪はさらに 大きくなる」とあいさつしました。中根学長は「被災地の惨状に胸がつぶれる思いです。戦後最大ともいえる危機に何ができるか、大学としての社会的責任と貢 献が問われています」と指摘。そのうえで、生活、教育、研究の3つの支援本部を発足させ、義援金集め、被災学生の受け入れ、ボランティアの単位化、単位互 換、研究者支援などの支援策を検討し、取り組んでいく考えを明らかにしました。
会場からは「ボランティアがインターンシップ単位として認められないか検討している」(キャリアセンター)、「ボランティアも勝手にやっては迷惑になる。 行く前の講習会を開いてはどうか。講師は本学部でそろえられる」(都市情報学部教員)など、具体的な提案や意見が相次ぎました。「物資を積んだトラックで 被災地入りし、1週間、支援活動をしてきた。いろんな分野の人の協力が必要だと痛感した」(法学部学生)など、すでに被災地でのボランティア活動に参加し た人たちからの体験も次々に報告されました。実家が仙台市で、被災した母親が生きていることが10日目にやっと確認できたという人間学部教員は「ボラン ティアに出向いて下さった皆さんにお礼を言いたい。東北の人たちを経済基盤から支援していくためにも、東北産の物を買ってほしい」と訴えました。発言は午 後8時すぎまで、途切れることなく続きました。