トップページ/ニュース 薬学部で中学生向け科学講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催
テーマは「自分でくすりを作ってみよう! 効果をみてみよう!」
八事キャンパスで8月6日、中学生を対象とした科学講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」が開催され、抽選で選ばれた中学生13人と保護者らが参加しました。ひらめき☆ときめきサイエンスは、科研費助成を受けている大学の研究の一端に触れることで、小中高生に科学の面白さを感じてもらおうというプログラムで、科研費の研究成果公開促進事業です。代表者の薬学部?間宮隆吉准教授(薬品作用学研究室)は、医薬品の開発や疾患治療?予防をテーマに、2013年から実験講座を毎年開催しています。
今回は「自分でくすりを作ってみよう! 効果をみてみよう!」と題し、午前は高谷芳明准教授(天然物化学研究室)から鎮痛薬(アスピリン)について講義を受け、実際に合成しました。
- 講義をする高谷准教授
鎮痛薬を合成、評価
午後は間宮准教授から鎮痛薬の評価方法を学び、午前に合成したアスピリンの鎮痛作用を行動学的に解析しました。受講者全体のデータをまとめ、効果を客観的に評価しました。また、理想的な薬についても議論しました。
- ハフナー法で鎮痛作用を確認する受講者
薬学部への理解深める
実験の合間には、酒井達子助手による分析センターの施設見学も行われ、参加者は薬学部への理解を深めていました。
- 分析センターを案内する酒井助手
全員に修了証
最後に、間宮准教授は受講者全員に修了証を手渡し、「多くの大学?研究機関でさまざまな研究が行われています。ひらめき☆ときめきサイエンスを通じて、将来、学んでみたいことに出合ってくれたらうれしいです」と締めくくりました。
- 参加者に修了証を渡す間宮准教授