トップページ/ニュース 農学部の鵜飼さんが愛知県の生物多様性保全?海外学生派遣プログラムに参加
河海大学の学生とともに塩城自然保護区で記念写真
野生絶滅種とされるシフゾウと=塩城自然保護区で
愛知県主催の生物多様性保全?海外学生派遣プログラムが、8月25~30日の6日間、 中国?江蘇省で行われ、鵜飼明歩さん(農学部生物環境科学科1年)ら5人の学生が派遣されました。同プログラムは、県と江蘇省との間に結ばれた「環境保全交流協力協定」に基づき、県内の学生を現地に派遣し、生物多様性保全に関する取り組みの視察や意見交換などを行うことで、人材育成と取り組みの推進を目指しています。今年は、国の「日中青少年交流推進年」にあたり、同プログラムはその認定行事にもなっています。
鵜飼さんは、所属している野生動物生態研究会の定例会でこのプログラムを知り、現地の自然環境や生き物を自分の目で見てみたい、と応募を決意。28人の応募者の中から、書類選考と面接を経て派遣学生の一人に選ばれました。
プログラムでは、南京農業大学など3大学と自然保護区、動物園などを訪れ、生物多様性保全に関する情報交換や交流が行われました。中でも、視察先の一つ「塩城自然保護区」は、ラムサール条約登録地でもある中国最大級の自然保護区で、タンチョウや四不像(シフゾウ)を間近で観察することができました。
鵜飼さんは「江蘇省の豊かな自然に触れ、普段見られないような施設や生き物を見たり、いろんな人と親交を深めたりすることができ、とても貴重な経験になりました。今回の学生メンバーは、大学もバラバラでしたが、どの方も素敵な方で協力して楽しく活動できたことに感謝しています。これからも大学生活での学びを深め、世界の国々が協力して生物多様性保全に取り組めるよう交流を続けていきたいと思います」と話しました。
- 河海大学の学生と塩城自保護区を見学(右)
- 江蘇省生態環境丁への表敬訪問
- 南京師範大学の展示室などを見学
- 南京師範大学との交流で発言する鵜飼さん(左から3人目)