トップページ/ニュース キャリアセンターがオンライン選考会を初開催
対面できなくても企業40社と新たな接点設ける
キャリアセンターは5月27、28日、若年層向けの就職支援事業を展開する外部業者と共同で、2021年3月卒業生を対象にオンライン選考会を初めて開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響で、学内外の合同企業説明会が相次いで中止になり、ウェブ会議システム「Zoom」を使い、完全オンラインで学生148人と企業40社との新たな接点の場を設けました。
オンライン選考会に臨む前の5月21、22、25日には、Zoomを使った研修も実施。157人の学生が自宅のパソコンやスマートフォンに向かい、システムの操作方法や自己紹介の注意点、ウェブでは伝わりにくい、聞き役時の相づちの重要性など、第一印象を上げるコツを学びました。
この研修を実践する選考会は、27日と28日でそれぞれ午前と午後の計4回、1回あたり企業10社、学生約40人が参加。学生は3~4人で1グループに分かれ、1社につき12分間、10社すべての採用担当者とZoomを通じて面談を行いました。会社説明を聞いた上で、学生は自己PRをしたり、働き方や業務内容の質問を行ったりして、短時間で相互理解を深めました。
参加企業はIT、食品メーカー、自動車部品メーカー、メカトロニクス専門商社など多彩な業種がそろい、キャリアセンターの担当者は「今年は新型コロナの影響で、例年なら合同企業説明会などで出会えていた企業と出会うのが難しい。自分から新たな企業を見つけられない学生もいるため、さまざまな業種の企業に協力をお願いし、すべての企業と接点を持つ方法で実施した」と話します。
この選考会で企業と学生のマッチングを図った後は、6月2日に個別面接対策をオンラインで行いながら、学生は各企業との個別選考に臨みます。キャリアセンターの勝浦正樹センター長は「就職環境が激変する中、このような施策を次々と実施し、学生の後押しができればと考えている。参加してくれた学生には、この経験を今後の選考でも生かしてほしい」と期待しています。