トップページ/ニュース 薬剤師になったら地域の健康づくりをサポート 八事キャンパスで一般体操指導員養成講習会
コロナ対策入念 1日コースに変更
体を動かす薬学部3年生たち
新型コロナウイルス感染症対策をとって開催された講習会
公益財団法人日本体操協会公認一般体操指導員養成講習会が3月4、5の両日、八事キャンパス体育館で開かれています。通常は座学と実技の3日間コースですが、新型コロナウイルス感染症拡大のため昨年は中止。今年は再開したものの、座学はテキストを事前配布してリポートに切り替え、実技だけ1日で終わらせるスケジュールです。今年は感染防止のため参加人数も絞り、参加者も受講まで1週間の健康観察を行い、当日は入り口で検温、体調チェック、小まめに手指消毒を行いながら受講しています。4日は3年生、5日は昨年受講できなかった4年生を対象に開講しました。
実技は日本体操協会副会長の荒木達雄日本体育大学教授が指導しました。学生たちは薬剤師になってから地域の健康サポートに活用できるさまざまな運動を音楽に合わせて軽快に動きながら覚え、その指導方法を学びました。最後に実技指導試験があり、事前提出されたリポートの評価と合わせ合格すると一般体操指導員の資格を取得できます。
この講習会を企画、運営している薬学部梅田孝教授は「今年度の受講者全員が合格すれば、在学生、卒業生含めこれまでに約300人が資格を取得することになります。卒業生のなかにはこの講習会をきっかけに在学中に薬学部健康実践教室で健康指導の実践能力を身につけ、既に地域の健康サポート薬局で活動する人も出てきています。今後もこの講習会をきっかけに地域保健活動の担い手として活躍できる卒業生が出てきてくれることを大いに期待しています」と話しました。