トップページ/ニュース 学生たちが有松で竹あかりのイベントを開催
「竹あかり」と呼ばれる竹の照明オブジェで夜を照らし出すイベント「有松ミチアカリ2021」が10月16日、名古屋市緑区の有松地区で実施されました。
このイベントは、在学中に課外で仲間と一緒に何かをしてみたいと思っている希望に対し、大学が活動を支援する事業「Enjoy Learning プロジェクト」から始まっており、今年で6年目。このプロジェクトの「有松ミチアカリ~繋がりの灯~」には今年度約30人の学生が参加しています。
テーマは「KAEN」
昨年はコロナ禍のため、開催告知なしで「ゲストハウスMADO」周辺のみの小規模の実施でしたが、今年は沿道と隣接する祇園寺の境内にもオブジェが設置されました。
今年のテーマは「KAEN」で、「KA」は「火」、「EN」には「焔」「縁」「円」の3つの意味が込められているといいます。今年度代表の石川真望さん(理工学部建築学科3年)は「“火焔”は寄り集まって燃える火群を表し、“縁”は有松ミチアカリに関わる全ての人との巡り合わせを表しています。昨年、火の数が少なくなってしまったミチアカリを今年は再び呼び戻そうという意味を込めました。また、円の形を取り入れたデザインにし、火焔、縁、円の複数の意味をもたせるためローマ字表記にしました」とテーマに込めた思いを話してくれました。
つながり続ける活動。学生たちも大きく成長
この活動は卒業生も関わって続けられています。初代活動メンバーの1人、山田拓さん(理工学部建築学科2017年度卒)も当日のイベントに駆け付け、山田さんは「良い活動で社会人になっても関わりと思っていました。学生たちのサポートだけでなく、活動の中で社会人と話すことで、在学生にもよい影響が与えられていると思います」と語りました。
また活動を支援しているゲストハウスMADOオーナーの大島一浩さんは「名城生の力や成長にびっくりしています。今年は全体のコーディネートの段階から学生たちに任せましたが、段取りやメンバーをまとめる力など、責任感を持ってやり遂げてくれました」と目を細めていました。
当日は地域住民や写真愛好家も訪れ、多くの人が晩秋のひとときを楽しみました。
「Enjoy Learning プロジェクト」
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