在学生?教職員/ニュース 経済学部の授業で名古屋国税局の「税を考える週間講演会」
査察制度などを解説 学生「ネットでは分からない情報が聞けた」
- 税務行政の現状を概説する伊藤室長
- 査察制度について話す査察管理課課長補佐
経済学部経済学科の伊藤志のぶ教授の「公共経済学Ⅱ」の授業で、11月17日、名古屋国税局による「税を考える週間講演会」が行われ、同局国税広報広聴室の伊藤久室長と同局査察部査察管理課課長補佐が、税務行政の現状と査察制度について話しました。
この講演会は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2020年度はできず、2年ぶりの開催となりました。天白キャンパス共通講義棟北の教室には、3年生を中心に約90人が出席し、2人の講演に聞き入りました。
伊藤室長は、納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現するという国税庁の使命や、税務行政のデジタル?トランスフォーメーション(DX)の取り組みなどを概観しました。同室長は「私は、正直者がバカを見ないようにとの信念をもって税務調査をしていた」と力説しました。
マルサで知られる査察官の仕事をドラマチックに紹介する国税庁の広報ビデオの上映を挟んで、査察管理課課長補佐が登壇し、脱税の嫌疑のかかる相手に対して刑事のように尾行や張り込みをした経験などを話しました。査察調査の流れを解説しながら、脱税の摘発には「大変な努力と根気がいる」と強調しました。
終了後、学生からは「マルサのことはテレビで見たことがあるが、本当にそこまでするんだと聞いて面白かった」「インターネットでは得られない情報を聞けて、有意義な機会だった」などの声が聞かれました。