在学生?教職員/ニュース 経営学部の澤田慎治准教授のゼミ生がJA尾張中央の産直店舗の活性化策を提案
現地調査やアンケートも行いアイデアを練る
経営学部の澤田慎治准教授のゼミ生たちが2022年4月からゼミの課題として調査?研究してきたJA尾張中央の産直店舗「ファーマーズマーケット ぐぅぴぃひろば」(愛知県春日井市)の活性化策をJA側に提案する報告会が12月19日、店舗近くのJA尾張中央不二支店で開催されました。
本学と産学連携に関する包括協定を結んでいる中部電力を通じてJA尾張中央から澤田ゼミに課題解決の依頼があり、ゼミの2、3年生20人が「ぐぅぴぃひろば」スタッフからの聞き取りをはじめ、来店者やJR高蔵寺駅周辺の通行人、農家へのアンケートなどの現地調査も行い、課題解決のアイデアを練ってきました。
「ポップ作りなどできることから展開していきたい」と店長
- 産直店舗「ファーマーズマーケット ぐぅぴぃひろば」
- 学生に質問する加藤店長(中央)
この日はJA尾張中央や中部電力の職員らが見守るなか、ゼミ生はグループごとに▽サービス▽農家とのつながり▽売り場▽情報発信(インターネット)▽情報発信(アナログ)-の5つのテーマでそれぞれ「ぐぅぴぃひろば」の現状や問題点を指摘し、活性化や魅力ある店舗づくりにつながる提案を次々と発表しました。
この中で、専門知識を持つ「食育ソムリエ」に着目したグループは、来店者にその存在を広く知ってもらうためのバッジ作りなどを提案。野菜の花言葉を添えたポップ作りや規格外の野菜をプラスのイメージに変えるシール作り、地元産野菜の良さを分かりやすく伝える売り場の配置や効果的なインスタグラムの投稿方法などの提案もありました。
終了後、亀井楓奈さん(2年)は「コロナで考える企画に制限もあって苦労しましたが、無事に発表を終えてよかったです」とホッとした表情。佐藤直貴さん(2年)も「アイデアに課題があってもチームで話し合ってまとめることができ、JAの方々にしっかり伝えることができました」と振り返りました。
「ぐぅぴぃひろば」の加藤貴店長は「本当に勉強になりました。店を変えていかなくてはと痛感しました。ポップの作成やネットの活用などできることから展開していきたいです」と感想を述べました。澤田准教授は「課題によく取り組んでくれました。問題を発見すること、解決案を創出すること、実現することの難しさを知るとともに、面白さを感じたと思います」と学生たちを労っていました。
- 実際に作った「食育ソムリエ」のバッジ
- 規格外の野菜をPRするシール
- ポップも紹介
- 「完売」の表示も提案
この報告会の模様は、CCNet春日井局「ウィークリーかすがい」で1月14日から1週間、1日に数回放送される予定です。ぜひ、ご覧ください。