トップページ/ニュース 「親子で楽しい理科学教室」で植物と昆虫の香りの世界を体感
イラストを使って解説
本学と天白生涯学習センターが共催した「親子で楽しい理科学教室」の「知ってみよう 植物と昆虫の香りの世界」が6月17日、天白キャンパス研究実験棟Ⅳの102教室で開催され、小学3~6年生の10人(保護者を含め19人)が参加しました。
この講座は理科学分野の実験や工作を親子で取り組むことを通して、理科学分野の興味関心を高めるとともに、コミュニケーションを図り、良好な親子関係を築くことをねらいに、天白生涯学習センターと共催しています。今年度は6月3日に薬学部の間宮隆吉准教授による「ためして知ろう くすりのヒミツ」、6月17日に農学部の上船雅義教授による「知ってみよう 植物と昆虫の香りの世界」が実施されました。
上船教授は、植物は害虫に葉が食べられると特別な香りを出し、その害虫の天敵を呼んでいること、さらに違う種類の植物であっても植物同士でコミュニケーションし、害虫に食べられている情報を別個体の植物から香りで受け取っていることなどを伝えました。
それらを体感するため、違う香りの成分をブレンドすると香りが変わることや、親子で香りを使って行動の指示ができるかを体験しました。上船教授は「私たち人間には聞こえてこないけど、植物は実はとてもおしゃべり。自然界には目に見ない世界が広がっています。今日、学んだことでいつも見ている植物や昆虫の見る目が変わってくれれば嬉しい」と話しました。
- 子供たちに質問する上船教授
- 異なる香りがついた綿球を入れ香りのブレンドを体験
- 行動の指示ができるよう、親子で香りを記憶する様子
- 香りで指示された行動ができたかな?!