在学生?教職員/ニュース 理工学部メカトロニクス工学科の大原賢一教授が高校生ロボット競技会で審査員を務める
大原研究室は同時開催の「あいちロボフェス」で研究成果を展示
本学理工学部メカトロニクス工学科の大原賢一教授が12月9日、愛知県常滑市の「Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)」で行われた「第2回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会」(略称:高校生ロボットSIリーグ)で審査員を務めました。また、メカトロニクス工学科のロボットシステムデザイン研究室(大原研究室)は9、10日の2日間、同時開催された「あいちロボフェス」でムーンショット型研究開発プロジェクトの研究成果などを展示しました。
「どれも高い完成度。大学での教育も頑張っていかないと」と大原教授
- 審査で高校生のプレゼンを聞く大原教授ら
- 講評する大原教授
ロボット人材の創出を目指して愛知県が主催するSIリーグは、高校生がロボットシステムインテグレータ(ロボットSIer)企業のサポートを受けながら、約8カ月かけてロボットシステムの構築に取り組む競技会です。今年8月には、競技会に向けてのヒントを得てもらおうと、SIリーグに参加する生徒15人を本学に招き、大原研究室をはじめ本学のロボット関連の研究室で研究内容や実演などを見学してもらっており、今回、大原教授に初めて審査の依頼がありました。
2回目となる今回のSIリーグには県内外の工科(工業)高校14チームが参加。ロボットシステムの実演とプレゼンテーションを行い、最も優れたシステムを競いました。このうち競技部門はロボットメーカーから提供された産業用ロボットを使って、ボールペンの組み立てとお菓子の箱詰め、ギア部品の組み立ての課題に、オープン参加枠では各高校が保有する産業用ロボットで各チームが自由に設定した課題に取り組みました。
大原教授はオープン参加枠の審査を担当し、首を振ったりおみくじを引いたりする獅子舞のロボットやラーメンを作るロボットなど4校のプレゼンテーションと実演をチェックしました。獅子舞ロボットの発表後には大原教授が審査員を代表して「よく考えているシステムですね。苦労した話が今後の課題になると思います」と講評しました。審査終了後、大原教授は「どれも高い完成度で非常によく頑張っています。大学での教育も頑張っていかないといけないですね!」と感想を話していました。
未来のコンビニのロボットによる陳列?廃棄システムを実演
16の企業や団体、教育機関が多彩なロボットを展示した「あいちロボフェス」で大原研究室は、学生6人が未来のコンビニを想定したロボットによる陳列?廃棄システムを実演しました。家族連れや子どもたちにロボットの仕組みや構造を説明したり、「実際に使われているの?」といった質問に答えたりしていました。山本有輝也さん(修士1年)は「子どもたちに『こんなロボットがあるんだよ』と知ってもらい、ロボットに対する敷居を下げることを目指しましたが、反応が良くてうれしかったです」と振り返っていました。
- 子どもたちから質問も
- 来場者に熱心に説明
- ロボットの仕組みなども紹介
- 家族連れや子どもに人気