トップページ/ニュース 【ヨット部】6月にイタリアで開催される「世界大学セーリング選手権大会」に出場?

大学入学後から競技を始めた「初心者軍団」 「下剋上劇」を見せて世界切符をつかむ!

世界大学選手権に出場するヨット部 世界大学選手権に出場するヨット部

イタリア?ガルダ湖で6月4日~11日に開催される「FISU(国際大学スポーツ連盟)デゼンツァーノ2024世界大学セーリング選手権大会」に、本学体育会ヨット部が日本代表として出場することが決定しました。この20年、苦戦を続けてきた本学ヨット部が「下剋上劇」でつかんだ世界切符で、横井誠也主将(農学部4年)は「これまで応援してくださった皆様の期待に沿えるよう自分たちらしく戦い、日本にメダルを持ち帰ります?」と意気込んでいます。

横井誠也主将「自分たちらしく戦い、日本にメダルを持ち帰ります!」

  • 「黄色No.4」が名城チーム 「黄色No.4」が名城チーム
  • 「赤色No.6865」が名城チーム 「赤色No.6865」が名城チーム

本学ヨット部は3月に愛知県豊川市の三河みとマリーナで開催された「セイル?オン 第12回JYMA選抜大学対抗&U25 マッチレース」に初めて出場。「J24」という艇長24フィート(約8メートル)、5~6人乗りのヨットを操り、1キロのコースをマッチレースで争う大会で、出場12チームの多くは大学ヨット部の卒業間近の4年生や卒業生によるチームでしたが、本学ヨット部は3、4年生の現役学生(4年生は1人)だけで大会に臨み、見事に決勝に進出しました。

大学入学後から競技を始めた部員ばかりで、普段は基本的に2人乗りの470級とスナイプ級を練習しているという「初心者軍団」の本学ヨット部。これに対し、決勝戦の相手は経験者がそろった慶応大学で、風速13メートル超えの強風下で行われたレースの第2戦では、スタートで風下位置から慶応大学にペナルティを取るなど善戦しました。最後に逆転を喫して惜しくも準優勝に終わりましたが、優勝した慶応大学が世界選手権出場の権利を辞退したため、本学ヨット部の出場が決まりました。

1950年創部の本学ヨット部は最後のインカレ(全日本選手権)出場が20年前と長らく低迷を続けており、一時は部員が激減してたった1人になったことも。部の存続すら危ぶまれましたが、その後、OB会や指導陣が部員の勧誘に尽力し、さらにナショナルチームの指導者を招いたり、遠征を重ねたりしたこともあり、現在では現役学生部員(2~4年生)は23人にまで増え、毎週土?日曜日に愛知県蒲郡市の海陽ヨットハーバーで練習に励んでいます。

「急成長した学生たち。このチームなら勝てると確信」と森由美子コーチ

奮闘する名城チーム 奮闘する名城チーム

世界大学セーリング選手権大会には世界14カ国の16チームが参加し、「ドルフィン81」という艇種を使用して男女混合の4~6人が乗り込み、多数のヨットが一斉にスタートする「フリートレース」方式で行われます。世界選手権に向けて、ヨット部OGの森由美子コーチは「2人乗り以外の艇種は昨年11月から練習を始めたばかりですが、学生たちは短期間で多くを学び、急成長してきました。このチームなら勝てると確信しています」と期待を寄せています。

準優勝したメンバー 準優勝したメンバー
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