トップページ/受賞 薬学部の大谷望さんが日本薬学会第144年会学生優秀発表賞 (ポスター発表の部)を受賞

受賞者

大谷望さん(薬学部薬学科6年、分析化学研究室)

受賞名

日本薬学会第144年会学生優秀発表賞 (ポスター発表の部)

受賞日

2024年4月23日

受賞テーマ

誘導体化による一細胞内グルタチオン質量分析法の開発

 還元型グルタチオン(GSH)は、生体内の活性酸素の除去を担う抗酸化物質であり、がん細胞では高濃度のGSHが存在し、薬物療法に対して強い抵抗性を示すことが報告されています。
 本研究では、細胞個々の GSHと酸化型グルタチオン(GSSG)の量を正確に検出するため、誘導体化法と1細胞質量分析法を組み合わせた高精度?高感度分析法を開発しました。この方法により、酸化型?還元型グルタチオンを単一細胞レベルで分析することが可能となり、様々な状態の細胞が存在するがん細胞の酸化ストレス耐性や薬剤耐性評価の一助になることが期待されます。

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