トップページ/ニュース 薬学部が第21回「高校生体験実験講習会」を開催
薬学部が主催し、実験の楽しさや薬学の魅力を伝える高校生対象の「高校生体験実験講習会」が7月20日、八事キャンパスで開催され、抽選で選ばれた46人の高校生が参加しました。
この「高校生体験実験講習会」は2000年度に始まり、21回目。今回テーマは「体験してみよう錠剤ができるまで―ようこそ”製剤学”へー」で、30人の募集枠に対して180人の応募があり、定員を増やしての実施になりました。
なぜ様々な形のくすりがあるのか、どう作られているのかを体験
- 押し出し造粒を体験
- 打錠機の前で説明を聞く参加者
講師は製剤学研究室の丹羽敏幸教授、近藤啓太准教授が務め、なぜ様々な形のくすり(剤形)があるのか、どのような工程で作られているのかを解説。参加者は4つのグループに分かれて学生スタッフからの説明を受けながら、①錠剤の製造、②押し出し造粒、顆粒の分包、③硬度試験、摩損度試験、④崩壊試験、溶出試験の4項目を順次体験しました。
昼食時にはそれぞれのグループに学生スタッフが加わり、和やかな雰囲気の中で大学受験や学生生活について話をする姿が見られ、受講後のアンケートでは、「普段経験することができない錠剤の作り方を学ぶことができとてもよかった」「薬学部でどのようなことを学ぶかを感じることができ進路選択に役立った」などの感想が相次ぎ、好評でした。
次回は令和7年1月25日(土)午後に「遺伝子変異に基づくがん治療」をテーマに開催予定。詳しくは10月以降に大学ウェブサイトなどでご案内します。たくさんのご参加をお待ちしています。
- 学生スタッフによる溶出試験の説明
- 昼食時の様子