伊藤賢太朗さん（理工学研究科 社会基盤デザイン工学専攻修士課程2年、藤井幸泰教授研究室）

令和6年度 日本応用地質学会 研究発表会　若手講演者奨励賞

活断層沿い地すべり移動体の地形?地質的特性把握

近年、能登半島地震をはじめ多くの活断層型地震が発生し、人的?社会基盤に被害を及ぼす地すべりが多数誘発されています。本研究では四国から関西?中部地方を横断する中央構造線沿い、岐阜県北部から富山県南部に分布する跡津川断層沿いの地すべり移動体について地形?地質的特性を明らかにして、当地域における活断層型地震時の地すべり危険度を評価してます。今回の調査で、地すべりが起こりやすい地盤の特性把握を行い、これらの知見を活かした地すべりハザードマッピングにより、各地域における地すべり危険度が高いエリアを選定することができました。