トップページ/ニュース 【ウィンタープログラム】国際日本学フィールドワーク(京都?奈良)

1日目:清水寺、金閣寺、嵐山

清水寺での集合写真 清水寺での集合写真
  • 嵐山での集合写真 嵐山での集合写真

去る2025年1月11日(土)、12日(日)、ウィンタープログラムのフィールドワークとして、京都と奈良を訪問しました(引率教員:鈴村裕輔?外国語学部准教授)。

第1日目は京都市を訪問しました。
最初の見学地である清水寺では、国宝であり、1994年に「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録された本堂を見学したり、8世紀末から9世紀初頭に陸奥国胆沢で活動したアテルイ(阿弖流為)とモレ(母禮)の碑が設けられていることを手掛かりに、古代における中央権力の伝播の過程を学んだりしました。

次の訪問地は金閣寺で、室町幕府の3代将軍足利義満が中国の明王朝と行った貿易によって手にして富を用いて建立したという経緯や、鎌倉時代に確立された禅宗の一つ臨済宗が日本の文化に与えた影響などを学びました。

最後の見学地は嵐山で、上流の大堰川と下流の桂川にかかる渡月橋を渡ったり、竹林の小径を散策するなど、京都の自然と人為が調和した景観を堪能しました。

2日目:伏見稲荷大社、東大寺、日本文化体験

東大寺大仏殿前での集合写真 東大寺大仏殿前での集合写真
  • 伏見稲荷大社での集合写真 伏見稲荷大社での集合写真

第2日目は最初に伏見稲荷大社を訪問しました。全国の稲荷信仰の総本社であり、千本鳥居などで親しまれる場の持つ様子や、稲荷山の様子などを体感しました。

次に訪れたのは奈良市の東大寺で、「奈良の大仏」として親しまれる廬舎那仏像の建立の過程から、8世紀半ばにおける仏教による国家の統合や鎮護国家思想、あるいは日本が仏教国であることを強調することで中国や朝鮮と対等な外交関係を築こうとした様子を学びました。
また、奈良公園で園内の鹿に鹿せんべいをあげるなど、普段接する機会のない鹿とのふれあいを経験しました。

最後は、遊悠工房zoo&かぎろひを訪問し、奈良時代から親しまれている匂い袋を実際に作るワークショップに参加しました。様々な香りを調合することで自分だけに匂い袋を作る試みは参加者にとって得難い体験となりました。

今回のフィールドワークの全行程を通して、日本の代表的な観光地である京都や奈良の古来の文物を体験するとともに、ワークショップなどにより地域の皆さんと交流することもできました。

なお、今回はステューデント?アシスタント(SA)も8名が参加し、サマープログラムの参加者の見学を支援するとともに積極的に交流していました。

  • 奈良公園で鹿と戯れる参加者たち 奈良公園で鹿と戯れる参加者たち
  • 日本文化体験(遊悠工房zoo&かぎろひ)の様子 日本文化体験(遊悠工房zoo&かぎろひ)の様子
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ