大学概要【2021年度実施分】次世代リーダーの育成及び協働的学びのコミュニティの創出
附属高等学校
「次世代リーダー講座」を全校生徒対象に実施し、グローカルに活躍するリーダーを招聘もしくは訪問して、話を聞くとともに、地域の社会課題を「自分ごと」として捉え、学年、科、コースの枠を超え協働して考え行動していくことを目指す。
また、AL型授業、協働的学習を円滑に実施するために必要となる機器備品を整え、生徒同士が、能動的かつ活発にコミュニケーションできるための環境整備を行う。
ACTIVITY
名城サロンの実施1
2021/12/02
令和3年度第1回目の名城グローバルサロンが4月22日に行われました。今回は、新型コロナ感染防止のため40名以内で行う予定でしたが、80名の参加申込があり、国際クラスの2?3年生希望者には別日での開催を前提に辞退してもらい、急遽会場を増やして、2会場に渡って実施しました。
今回のテーマは「SDGsヤロウ!~課題解決ゲームで頭を使え~」。
羽石先生が講師、国際クラスの3年生数名がアシスタントとなり、「SDGsをやろう」+「SDGs野郎」(SDGsに向かって活動する+SDGsを進める一員になる)という目標のもとに、展開されました。
SDGsの理解を深めつつSDGsに向けた行動を起こすために、前半はSDGs自体の説明や、同世代でSDGsに取り組む人を紹介しました。後半は、SDGsに取り組む際に起こりうるトレードオフ(一方の問題を解決しようとするともう一方の問題が起こってしまう関係)の事例をもとに、解決のアイデアを競うゲームを行い、参加生徒は2~3名のチームに分かれて、アイデアを相談?披露しました。各チームはクラスや学年を越えて、ユニークなアイデアを展開し、笑いの絶えない会となりました。
最後には、会場ごとに、最も支持を集めたアイデアを出したチームを「ベストオブSDGs野郎」とすることにしてゲームを行いましたが、1つの会場では1年生の男子2名のチームがベストオブSDGs野郎に輝きました。
名城サロンの実施2
2021/12/02
令和3年度の2回目の名城グローバルサロンが5月13日に行われ、70名を超える生徒が参加しました。
今回は「生理でとめるな!~性別を越えて考えるSDGs 生理の貧困と布ナプキン~」をテーマに、国際クラス3年生の林さん、牧さん、山田さんが講師となって行いました。
前半は、彼女たち自身の研究課題から展開しているプロジェクトを元に、普段はタブー視しがちな生理についてクイズを交えつつ知るとともに、途上国における生理事情を学び、後半は途上国に届ける布ナプキンに同封するメッセージカードづくりを行いました。
彼女たちは、生理用品がないために学校に行けない途上国(途上地域)の女子の状況を知り、誰もが教育を受け続けられる環境をつくる一助として、布ナプキンを作成?送付しています。今後は現地の女子が自分たちで作れるように展開するべく、模索中です。
参加した生徒たちは、性別に関わらず生理について楽しく学び、途上地域の女子を思いながら、カードに英語でメッセージを書いたり、シールを貼ったり、絵をかいたりして活動しました。
次世代リーダー講座1
2021/12/02
次世代リーダー講座は放課後に開かれる自由参加の講座です。今年度の第1回目の次世代リーダー講座は10月28日の放課後に開かれ、92名の生徒が参加しました。今回は、大发体育官网_澳门游戏网站外国語学部の冨岡徹先生による「スポーツを通した国際協力」。冨岡先生が留学先のドイツで見た日本を報じる記事を例に挙げ、ご自身の経験からグローバル化している中だからこそ、互いに理解を踏まないと間違った情報に流されることについて触れ、潜在意識から来る考え方?体の動かし方などについての例を挙げながら、西洋と日本の違いをご説明くださいました。
生徒の感想からは、「文化や発想の違いが言葉やスポーツにも影響していることを知って、より深く学んでみたいと思った」、「この講座を受けなかったら、習慣や癖における潜在意識には気づかなかったかもしれないという事実に驚いた。」、「自分の好きなピアノの演奏をとっても、確かにヨーロッパの演奏家は音を反響させながら奏でますし、日本では初めの1音を大切にする聴かせ方をします。縮まっていく日本人と広がっていく西洋人の定義に雅にフィットすると思いました。」、「西洋人との歩き方の違いを聞いて、毎日必ず行う、歩くという動作を大切にしたいと思いました。」、「バスケットボールをやっているので、プレーの中で西洋人の特徴である伸筋優位を意識したいと思います。」など、自分の生活と結びつけながら、楽しんで学んだ様子が見られました。
次世代リーダー講座2
2021/12/02
今年度2回目の次世代リーダー講座が11月19日の放課後に開かれました。
今回のテーマは「未来を共に創るためのデザイン」と題し、名古屋芸術大学芸術学部デザイン領域の水内智英先生がお越しくださいました。
先生が携わってこられた具体的なデザインを通して、全てのものが誰かにデザインされ、誰もがデザインする力を持っていることを伺い、デザインで「人をつなぐ」ことができ、社会課題を改善していくことにもつながることを学びました。
また、新しいものを生み出すには、新しいやり方をすれば結果として新しいものになる、ポジティブな思いには人を巻き込む力がある、とのお話から、最後には、この先の様々な未来に向けて、「一緒にデザインしましょう!」と締めくくられました。
参加生徒からは、「全てのものがデザインされていることを意識すると、今まで当たり前と感じてきた身の回りのものの色や形の工夫に気づくことができた。社会課題とデザインは全く関係のない、真逆のものと思っていたけれど、繋がりが見えてきた。」、「皆を巻き込みながらプロジェクトを展開して、その中で人々の関係を作っていくことを私もできるようになりたいと思った。なんでも楽しみながら協力してチャレンジすることを大切にしたい。」、「『大事なのは結果じゃなくてやり方』という言葉がすごく好きなので心にとどめて『やり方』に想像力を持たせていきたい!」などの感想が寄せられました。