大学概要【2020年度実施分】研究発表会を通じた電気電子工学エンジニア育成プログラム
理工学部
本取組では,学科カリキュラム以外の時間を用いて「研究のテーマ設定?計画?実施」を参加学生自ら行うことにより主体性向上を目指しています。参加学生は,年度末に開催される研究会や学会での発表を目指し活動します。本取組のコミュニティは,参加学生,院生および教員から構成され,連携を密にすることにより参加学生の学習意識や就職意識に良い刺激を与えたいと考えています。
ACTIVITY
調査研究のオンライン報告会の実施
2020/10/15
Zoomを使って,成果発表および質疑応答をしている様子
前期期間中は,研究テーマの設定?調査研究を中心に実施してきた。今回は,前期期間に活動した成果をオンラインミーティングにて発表することで,研究発表方法を学んだ。学生間で質問や助言を活発的に行うことができた。
調査報告内容:
?プラズマ発生原理やプラズマ応用についての調査
?画像認識のためのプログラミング言語の調査
今後は,実際の機器等に触れ,実験を実施していく予定である。
AI活用のための勉強会の開催
2020/10/19
画像認識を活用した研究および作品製作のため,AI利用に関する勉強会を開催しました。学部3年生の岡崎竜也君が講師となり,1年生および2年生に向けて「IBM Cloud」サービスを使ったAI構築方法やさまざまなプログラミング言語の活用方法について説明しました。1年生および2年生は,普段の講義では触れない様々なプログラミング言語およびサービスを学ぶことが出来ました。
最先端プラズマ研究の見学会実施
2020/11/11
プラズマ研究実施のため,本学科でプラズマ研究に従事されている,平松美根男教授,伊藤昌文教授,内田儀一郎教授,太田貴之教授,竹田圭吾准教授の研究見学を実施しました。研究見学では,各先生からプラズマ発生装置の説明および最先端プラズマ研究の紹介があり,各装置で何をしているのか,プラズマ研究には何が大切なのかを学ぶことが出来ました。今回見学したことを参考にし,研究活動を実施していきます。
Google Colabを用いた画像認識プラグラムの勉強会
2020/12/24
本事業に参加している1年生グループは,研究発表会参加に向けて,自動運転のための画像認識技術の研究に取り組んでいます。今回は,理工学部電気電子工学科の増山准教授を講師とし,「Google Colab」サービスを使った画像認識プログラムの勉強会を実施しました。勉強会開催により,研究活動での苦戦内容を増山准教授に相談することもでき,研究をより良いものにすることが出来ました。
プラズマジェット装置の作製
2021/01/12
電気学会主催のU-21 学生研究発表会への参加を目標とし,学部3年生の1名は,「プラズマジェット照射によるカイワレ大根の生長促進」の研究に取り組んでいます。前期には,論文調査および高電圧工学の学習を行いました。後期から,プラズマジェット発生装置に必要な部品を自ら選定し,プラズマジェット発生装置を作製しました(写真1)。その結果,プラズマジェット(写真2:紫色部分)を発生させることができました。今後は,このプラズマジェットを使ってカイワレ大根の生長促進について研究を進めていきます。
第3回電気工学教材企画コンテストでの最優秀賞受賞
2021/02/09
前期には,パワーアカデミー主催「第3回電気工学教材企画コンテスト」への作品応募を目標として活動を実施してきた。その結果,電気電子工学科の学部1~4年生10名が4つのグループに分かれて,4作品を応募することができました。さらに,1グループ(4年生:渡邉聖人君,杉山玲衣さん,1年生:光岡日菜子さん)の作品「電気自動車を通して、電気が地球環境にやさしいのか考えてみよう」が「最優秀賞」を受賞することができました(写真1および2)。前期はコロナ禍のため入構制限が厳しく,オンライン打合せにより各グループの進捗具合を共有しました。本教材作成を通して,参加学生は電気電子工学の内容をわかりやすく説明する方法を学ぶことができました。また,学年縦断型の本活動では,制作に関する相談だけでなく,コロナ禍により学生生活に不安を持った1年生に対して,上級生がアドバイスをする姿も見られました。
U-21 学生研究発表会での成果報告
2021/03/15
本活動にて目標としてきた電気学会主催のU-21 学生研究発表会に参加し,活動成果を発表しました。この発表会に向けて,電気電子工学科10名の学生が5グループにわかれて活動してきました。テーマは以下の通りです。
?自動運転のための白線検出 (柴田,中西_1年生)
?大気圧プラズマジェットによる貝割大根の発芽実験(荒木_3年生)
?形態素解析と検索アルゴリズムを用いた文章構成ツール(岡崎_3年生)
?気液界面プラズマによる酸化亜鉛の合成(石榑_3年生)
?じゃんけんプログラム(三浦,高橋,杉山,山崎_2年生)
3年生の岡崎君の発表が奨励賞を受賞しました。発表会当日には,他大学生や高校生の発表を公聴することで,様々な分野の研究を勉強することができました。