大学概要【2016年度実施分】調査的面接技法の育成プログラム
人間学部
人間学部を構成する国際?コミュニケーション、社会?教育、心理のいずれの分野においても重要な調査技法である面接に学生が習熟できるよう、ドーム前キャンパスの心理面接室2室に機材や検査用具を整備し、ここで学生がデータ提供者とデータ収集者の役割を交替しながら体験を通じて学ぶ仕組みを確立する。また、業務として面接を行う医療、福祉などの専門職の方を講師に招いてワークショップを開催し、面接の実際についての学生の理解を促す。
ACTIVITY
面接室の整備状況(11/1更新)
2016/11/01
人と人とが会ってことばを交わす、という日常生活では当たり前の営み。面接とはこの営みから学術研究の基盤となるデータを収集する方法です。調査のため的確にデータ収集するためには、データを収集する側に知識と技法、また心がまえと経験が求められます。こうした面接の技法を訓練して高めるために、ナゴヤドーム前キャンパスに設けられる心理学面接室は大いに役割を果たすことでしょう。すでに部屋はできあがっており、面接の様子を記録する機器の設置計画も最終段階です。人間学部がドーム前キャンパスに移転する2017年(平成29年)4月からは、この部屋を拠点に心理学を専攻する学生にとどまらず、広く人に関心をもつ人間学部の学生諸君がつどい、たがいの面接技法を高め合っていくことができます。
面接室の室内(12/19更新)
2016/12/19
ナゴヤドーム前キャンパスに設けられた心理学面接室の内部の様子です。面接室は2部屋設けられており、いずれも静かで落ち着いた雰囲気で、すばらしいです。こうした部屋で人と人とが会ってことばを交わすなかから、学術研究の基盤となる確かなデータを収集する方法が面接調査です。ドーム前キャンパスに人間学部が移転する2017年(平成29年)4月以降は、これらの部屋を拠点にして、人に関心をもつ人間学部の学生諸君がつどい、たがいの面接の技能を高め合っていくことができます。次の段階では、これらの部屋で実施する心理検査のための用具を充実させていきます。
面接室の初期整備が完了しました。(2/8更新)
2017/02/08
進めてきました心理学面接室の初期整備が終わり、静穏で落ち着いた雰囲気のなかで面接ができるようになりました。心理学の研究において、その人の心理を深く理解しようとする場合には、面接と並行して心理検査も実施することが多いため、心理検査の用具も順次、充実させていきます。その手始めとして、これまではスペースを要するため整備できなかったタイプの心理検査用具の基本セットを導入しました。このセットも、必要に応じてオプションを増やすことができます。
ドーム前キャンパス移転後、心理学を専攻する学生にとどまらず、広く人に関心をもつ人間学部の学生諸君が利用できる準備がおおむね、整いました。