大学概要【2020年度実施分】アクティブラーニングを導入した学生同士の協同による学びのコミュニティを創生するプログラム
薬学部
薬学の基盤となる基礎学力を補強するために学生同士が学び合う学習プログラムを導入し、授業時間外を活用して学びのコミュニティを創生する。学習プログラムは「事前学習」?「知識の確認」?「知識の応用」?「知識の補足」?「知識の補完」の5段階で進める。「事前学習」では、学習する前にPCやモバイル(スマホ)などICT(情報通信技術)を活用して演習問題を個別学習する。「知識の確認」は「事前学習」で学んだ知識がどの程度理解できているか確認するために個人テストをPCで受講する。個人テスト後、正答は公表せず直ちに2~3名でチームを組み、同じ問題に取組む。ディスカッションにより「知識の応用」を行い、協同で解答を導き出す。ディスカッションは学生同士の協同性を高め「事前学習」と「知識の確認」で得た知識の応用を促進する。ディスカッション後、解答を発表し、全員で答え合わせを行い、正答を確定する。低正答率問題は教員がフォローし、「知識の補足」を行う。学生は「知識の補足」で得た知識をもとに不正解であった問題の解説をレポートに記述することで「知識の補完」を行う。主体的学習(アクティブラーニング)を重視し、学生同士の協同による学びのコミュニティの創生を目指している。(参考文献:飯田耕太郎,大发体育官网_澳门游戏网站教育年報,第14号,教育実践報告,27-34,2020.)
ACTIVITY
活動報告1.学習環境の整備?充実による学習支援
2020/10/23
5年生の主体的な学習(アクティブラーニング)を支援し、薬学の基盤となる9領域の基礎知識を補強するために学習環境の整備?充実を行いました。学生と教員間でのコミュニティ形成や学習状況の共有化が行われるようにモバイル端末など情報通信技術(Information and Communication Technologies:ICT)を活用した学習支援を構築しました。 ICTを活用し学習環境を整備?充実することで学生一人一人の能力や特性に応じた自己学習ができ効果的な学習を可能にしています。
活動報告2. 学生と教員間でコミュニティを形成する学習支援プログラム
2020/10/23
5年次の主体的な学習(アクティブラーニング)を支援し、薬学の基盤となる9領域の基礎知識を補強するために、学生と教員のコミュニティ形成が行われる学習支援プログラムを実践しました。「事前学習」?「プレテスト」?「ポストテスト」?「事後学習」の4段階で進めます。「事前学習」でeラーニングやオンライン講座で知識をインプットした後、「プレテスト」「ポストテスト」で知識をアウトプットします。「事後学習」では不正解問題の解説レポートを提出することで知識を補強します。レポート提出時に学習の進捗状況を報告する機会を設け、学生達とコミュニケーションを取ることで学習のモチベーションの維持を図っています。
活動報告3.プレテスト?ポストテストの活用による学習支援プログラムの成果
2020/10/23
5年生の主体的な学習(アクティブラーニング)を支援し、薬学の基盤となる9領域の基礎知識を補強するためにプレテスト?ポストテストの活用による学習支援プログラムを実施しました。事前学習においてeラーニングで知識をインプットした後、プレテスト?ポストテストで問題を解き知識をアウトプットします。9領域すべてにおいてポストテストの得点が高くなり、プレテスト?ポストテストの活用による学習支援プログラムの成果が示されました。
活動報告4.学習支援プログラムの実施による学習時間の確保
2020/10/23
5年生の主体的な学習(アクティブラーニング)を支援し、薬学の基盤となる9領域の基礎知識を補強するためにプレテストとポストテストを組合わせた学習支援プログラムを実践しました。ICTを活用し、eラーニングによる自己学習およびプレテストとポストテストを組合わせることで、1週間の自己学習時間が確実に確保され知識の補強が促進されました。