大学概要【2022年度実施分】Society 5.0を実現する電気電子エンジニア養成プログラム

理工学部

Society 5.0を実現する電気電子エンジニア養成プログラム
実施責任者:太田 貴之

Society5.0は「仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」を指します。本取り組みでは、①機械や装置を用いた電気電子実験②評価装置を用いた実験評価(ビッグデータの取得)③機械学習による実験条件の最適化を行い、ハード(現実空間)とソフト(仮想空間:データサイエンス)の両者を扱うことのできる電気電子エンジニアを養成します。

ACTIVITY

放電発生回路の作製

2022/12/07

 この活動では,ハード(現実空間)とソフト(仮想空間:データサイエンス)の両者を扱うことのできる電気電子エンジニア育成を目的としています。「放電技術を用いた脱色」をテーマとして研究に取り組み,今回は高電圧電源の取り扱い方法や回路設計について学びました(写真1-①)。そして球―球電極間に動画1-①のような放電を起こすことに成功しました。今後はこの放電を使って,色素液を脱色するとともに必要な実験パラメータを取得し,機械学習等を用いて最適な条件を計算するプログラムを開発します。

写真1-①:実験風景

動画1-①:空気の絶縁破壊実験の動画

色素液を脱色する実験系の作製

2022/12/07

 この活動では,ハード(現実空間)とソフト(仮想空間:データサイエンス)の両者を扱うことのできる電気電子エンジニア育成を目的としています。「放電技術を用いた脱色」をテーマとして研究に取り組み,今回は放電により生成したプラズマを色素液に照射し、脱色する実験系の作製を行いました(写真2-①)。印加電圧や電極の色素液との距離を変化させたりして、放電がどのように変化するかを実験しました(写真2-②)。今後は,効率よく色素液を脱色するための実験パラメータを取得し,機械学習等を用いて最適な条件を計算するプログラムを開発します。

写真2-①:プラズマを色素液に照射している様子

写真2-②:実験風景

色素液脱色実験のデータ取得と最適化プログラム構築

2022/12/23

今回は放電により生成したプラズマを色素液に照射し、脱色する実験装置を用いて、実験データの取得を行いました。写真は、装置への入力パラメータ(印加電圧や電流等)を測定している様子です(写真3-①)。この入力データと出力データ(色素分解率)を用いて、プラズマ照射条件の最適化を行うプログラムを構築しています(写真3-②)。現在は、一般社団法人電気学会U-21学生研究発表会への発表エントリーを目標に、取り組みを進めています。

写真3-①:プラズマを用いた色素分解の実験中にデータを取得している様子

写真3-②:データ処理と最適化プログラム構築中の様子

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