大学概要【2023年度実施分】国内における新たな国際研修プログラムの開発および地域社会の国際化支援に向けたSAと留学生の協働取組

国際化推進センター

国内における新たな国際研修プログラムの開発および地域社会の国際化支援に向けたSAと留学生の協働取組
実施責任者:津村 文彦

新型コロナウイルス感染症の世界的拡大によって,海外渡航を伴う国際研修の実施が困難となっている.一方,感染防止を目的とした社会?経済活動のデジタル化?オンライン化が急速に進展しつつあり,本プログラムはそのような社会?技術変化を背景として,スチューデントアシスタント(SA)と留学生を中心に,新たに国内で実施できる国際研修プログラムの開発と,同取組を通して地域社会の国際化の推進を目指すものである.

ACTIVITY

スチューデントアシスタント(SA)と留学生が国内フィールドスタディ(富士)事前研修を実施

2024/01/22

「学びのコミュニティ創出支援事業」からの支援を受け、21年度より新たに国内で実施できる国際研修プログラムの開発と、地域社会の国際化推進を目指しています。10月20日、21日に実施する本研修での調査を視野に入れ、この地域の魅力ある文化遺産の「見せ方」について事前研修を実施しました。まずは、研修で調査対象となる富士山と三保の松原の画像で魅力的だと留学生含む参加者が感じる画像をアンケート形式で投稿し、ウェブ上で特徴などを比較し、意見交換を行いました。

三保の松原の「魅力的な画像」として提出された中で数多く提出された画像一覧

富士山の「魅力的な画像」として提出された画像で複数以上提出されたものの一覧

「魅力」について意見交換した際に出た主な意見

スチューデントアシスタント(SA)と留学生が国内フィールドスタディ(富士)に参加

2024/01/22

今回は「魅力的な見せ方」をテーマに中部圏の文化遺産をどの様に見せるべきかを主眼に置き、世界遺産である三保の松原と富士山をめぐるフィールドスタディを実施しました。SA10名と留学生33名が参加。2日間に渡って訪問先で写真撮影を通して「見せ方」を調査した。復路の移動中に事前研修で収集した画像から調査経験を踏まえて最高の1枚をアンケート形式で調査し、三保の松原と富士山の最も魅力的な1枚を選出した。興味深かったのは、それぞれの1枚は日本人がよく目にする光景(構図)ではない画像が選ばれたことである。

三保の松原の画像で最も多く票を集めた画像

最多票を獲得した富士山の画像。画像の下半分は灯篭

「色彩」と「構図」を重要視していることが判明

忍野八海で留学生が撮影した1枚

三保の松原で学生が撮影した1枚

スチューデントアシスタント(SA)と留学生が国内フィールドスタディ(富士)事後研修を実施

2024/01/22

事前研修及び現地での撮影、アンケート結果をもとに、事後研修として、外国人から見て魅力的だと思う「中部圏の遺産(尾張津島天王祭、白川郷、有松絞り)」の見せ方を提案することで地域社会の国際化を支援すべく、各項目において最高の1枚(画像)をグループごとに選出してもらいました。留学生から見た理想の画像をグループごとに提案してもらいました。異なる視点や価値観を持った学生?留学生が意見交換することで、新たな価値観を研修に参加したSAとも共有することが出来ました。

白川郷は、「冬景色」が「魅力ある画像」として多く提案された

有松絞りは、出来上がった工芸品ではなく「素材」に魅力を感じるグループが多かった

尾張津島天王祭は、画角は異なる画像が多く提案されたが、共通点としては「水面」に映っている画像が魅力的と感じた様子だった

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ