大学概要【2023年度実施分】MATLABによる数理?データサイエンス教育の導入と展開

都市情報学部

MATLABによる数理?データサイエンス教育の導入と展開
実施責任者:亀井 栄治

MATLABとは、科学技術計算のための高性能なプログラミング言語です。2019年度に、このMATLAB/Simulinkが包括サイトライセンス(TAH)として学内に導入され、すべての学生、教職員が天白、八事、ナゴヤドーム前キャンパスで利用できるように全学的な教育?研究の共通基盤として整備されました。このMATLAB/Simulinkは統計学、情報通信理論、金融システム論などにも有効に活用できるため、これを用いて、数理?データサイエンス教育を展開することを試みます。

関連リンク

ACTIVITY

MATLABを用いた音響測定演習(大学院「情報基盤特論I」)

2023/07/13

都市情報学研究科の情報基盤特論Iは、コンピュータシミュレーションを通じて、都市や科学技術に関する問題の理解を深めることを目的としている。講義のテーマの一つである音響測定演習では、Audio Toolboxを活用し、室の音響特性を表現する音響インパルス応答の測定を行った。測定を通じ、空間の音響的な性質や空間のモデル化について学んだ。
また講義では、線形計画法(Optimization Toolbox)や待ち行列問題Simulink)について、シミュレーションを通じて理解を深めた。

音響測定演習の様子

測定結果を表示させた例

学部専門科目「画像と情報処理」におけるMATLABの活用

2023/10/18

都市情報学部専門科目「画像と情報処理」において、MathWorks社提供のオンラインコースや、MATLAB Onlineを活用した教育を行っている。
機械学習を扱う回では、機械学習について概説するとともに、Statistics and Machine Learning Toolbox や Deep Learning Toolboxを利用して、機械学習を用いた画像の分類、ならびに手書き数字の認識について、座学だけでなく演習課題を通じて学習した。

講義風景

講義スライド(深層学習を用いた手書き数字認識)

MATLABの学習経過?結果表示ウィンドウ

ゼミナールにおけるMATLABの活用

2023/10/23

本ゼミナールでは,基礎学習としてMATLABの使い方や扱うデータ型について学習した後,応用として音の解析や音を合成するという処理を行うためのプログラミングをした.音の解析では,MATLAB上で動作する音声分析合成システムによって,リアルタイムで自分の声を変えるという処理を行った.また,音の合成ではいくつかの正弦波を組み合わせて楽曲を作成した.

ゼミナール風景

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ