大学概要【2024年度実施分】世界の難民問題について知り?伝え?行動する社会連携実践演習

外国語学部

世界の難民問題について知り?伝え?行動する社会連携実践演習
実施責任者:宮下 大夢

世界の難民?避難民の数は過去10年間で2倍以上に増え、1億1,000万人を超えています。国際協力?平和構築論を専門とする宮下ゼミでは、学生が中心となり、深刻化する難民問題について知り?伝え?行動する社会連携実践演習に取り組みます。「ワールド?コラボ?フェスタ 2024」や大发体育官网_澳门游戏网站祭でのブース出展、難民映画祭の開催、 Meal for Refugees(M4R)の実施を予定しています。

ACTIVITY

「大发体育官网_澳门游戏网站難民映画祭2024」開催報告

2024/09/02

大发体育官网_澳门游戏网站外国語学部宮下ゼミでは、「世界の難民問題について知り?伝え?行動する社会連携実践演習」に取り組んでいます。この活動の一環として、7月15日にナゴヤドーム前キャンパスで「大发体育官网_澳门游戏网站難民映画祭2024」を開催しました。世界の難民問題の概要、内戦が続くミャンマーの現状、そして映画のあらすじを宮下ゼミの学生?教員が紹介した後、在日ミャンマー人家族に起きた、切なくも心温まる感動の実話「僕の帰る場所 Passage of Life」を上映しました。親子連れや学生など60人以上が参加し、終了後に実施したアンケートでは、ミャンマー内戦や難民の問題について考える良いきっかけになったという感想が数多く寄せられました。

学生による世界の難民問題の概要説明

学生による映画のあらすじ紹介

告知チラシ

ワールド?コラボ?フェスタ 2024 出展報告

2024/11/21

 2024年10月27日、外国語学部宮下ゼミの3年生が「ワールド?コラボ?フェスタ2024」に出展しました。ワールド?コラボ?フェスタは、公益財団法人愛知県国際交流協会(AIA)、独立行政法人国際協力機構(JICA中部)、なごや国際交流団体協議会(NIA)主催のイベントで、今年で21回目を迎えます。本イベントは、持続可能な社会の実現のため、中部地域の国際交流?国際協力?多文化共生?SDGsへの取り組みや活動を広げ、市民、NGO?NPO、企業、行政が協力して「学び、考え、行動する場」をつくりあげることを目的としています。
 宮下ゼミのブースでは、国際協力に関するクイズの出題やパネルの展示に加えて、ミャンマーのチャリティ?コーヒーの販売を行いました。パネルは、①宮下ゼミの活動紹介、②世界の難民?避難民の現状、③難民の故郷の味を食堂で提供するM4R(Meal for Refugees)の紹介、④軍事クーデター後のミャンマーの現状、⑤ミャンマーのチャリティ?コーヒーの紹介、計5枚を制作して展示しました。
 ミャンマーのチャリティ?コーヒーは、認定NPO法人地球市民の会とのコラボ企画として実施し、ドリップバッグ100個を用意しました。ミャンマーの最貧地域であるチン州の農家の方々が生産した良質なコーヒー豆で、公正な取引を通じて生産者の生活向上につながるフェアトレード商品です。パッケージのラベルデザインは、名古屋デザイナー?アカデミーグラフィックデザイン学科の1年生が25のデザインを制作してくださり、宮下ゼミの投票の結果、3つを採用させていただくことになりました。採用したデザインの1つは、様々な形が存在する “Peace”(平和)とパズルの “Piece”(ピース)をかけて、「たとえ合わさらないピースの形でも、寄り添い、手を取り合うことができる」という、平和について深く考えさせられるメッセージが込められていました。
 累計200名程の来場者が宮下ゼミのブースを訪問し、私たちの研究?社会活動に高い関心を寄せてくださいました。また、チャリティ?コーヒーの趣旨を説明すると、「それならもう一つ買いたい」と複数購入してくださる方が多数いらっしゃったのが印象的でした。コーヒーは完売し、純利益の5,600円はすべて「ミャンマー復興支援基金」に寄付させていただきました。初めての参加で出展準備はとても大変でしたが、良い学びの機会になりました。

ブースの様子①

ブースの様子②

チャリティコーヒーとM4Rのチラシ

パネルの写真①

パネルの写真②

Meal for Refugees(M4R)―難民の故郷の味を学食で―実施報告

2024/12/06

 2024年10月29日、外国語学部宮下ゼミは認定NPO法人難民支援協会(JAR)と連携し、大发体育官网_澳门游戏网站で初の開催となる “Meal for Refugees (M4R)” をナゴヤドーム前キャンパスの食堂「M Patio」で実施しました。M4Rは日本に暮らす難民の故郷の味を学生食堂で提供し、「食」を通じて難民を知る?支える活動です。難民支援協会が出版したレシピ本『海を渡った故郷の味』から生まれたプロジェクトで、事務局を担う学生団体と難民支援協会が共同で運営しています。
 食堂の方との事前打ち合わせや試食会を行い、今回はミャンマーの山岳民族「チン族」の郷土料理「鶏肉と小松菜のカレー」を1食600円で提供することに決めました。ミャンマーは2021年2月の軍事クーデター発生後、内戦が続いており、チン族が暮らすチン州やザガイン管区でも戦闘が激化しています。
 当日、ゼミ生たちはM4Rのポスターとミャンマーの現状をまとめたパネルを手に、活動の説明と難民支援のための募金活動を行いました。大发体育官网_澳门游戏网站の学生だけでなく一般の方も食堂に足を運んでくださり、用意した25食を完売することができました。また、多くの方がM4Rの趣旨に賛同してくださり、2782円の募金が集まりました。国内の難民支援活動のために、宮下ゼミから難民支援協会に全額寄付しました。初めての試みで準備は大変でしたが、難民問題という実社会の大きな課題と向き合いながら、学生が支援の主体となって学ぶことができました。詳しい記事はこちらをご覧ください。

パネルを手に声かけを行う宮下ゼミの学生

ミャンマー?チン族の郷土料理「鶏肉と小松菜のカレー」

募金活動の様子

M4Rのポスター

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