大学概要【2024年度実施分】刑事施設の社会的役割や受刑者の処遇等に関する学習プログラム

法学部

刑事施設の社会的役割や受刑者の処遇等に関する学習プログラム
実施責任者:萩野 貴史

このプログラムでは、各種の刑務所等の果たす社会的な役割や実際の取組みに関する(事前および事後)学習や実際の参観を通じて、刑事施設や刑罰に関する知識を深めていきます。このプログラムを通じて学年を超えたつながりを構築するとともに、現在の日本が抱えるさまざまな社会問題への関心を養うことや、将来の進路の選択肢の幅を広げることも目的としています。

ACTIVITY

見学の事前学習期間

2024/05/25

 刑務所等を見学した時に有意義な時間を過ごせるように、また、下級生等が参加した場合に事後学習等で彼らの疑問にしっかりと答えられるように、前期は事前学習に多くの時間を割き、3年生?4年生が刑事政策等に関する知識を深めています。報告は、毎回のテーマを決めて担当者が報告準備を行い、その情報を全員で共有するという形式です。

 本年度も新たなメンバーで活動を開始していますので、こうした「土台作り」をしっかりとしたうえで、夏頃からさまざまな施設を訪れ、多くのことを学んでいきたいと思います。
 また、昨年度の参加者には、昨年度末に見学した内容をまとめてもらっていますので、後日、資料としてこちらも報告したいと思います。

報告準備1

報告準備2

事前学習会

瀬戸少年院見学

2024/07/24

 7月23日(火)に、瀬戸少年院を見学しました。
まず会議室で、少年院に関連する制度や瀬戸少年院について説明していただきました。非行少年に対する保護処分の流れや、刑務所との相違点、入院者数などの統計データ、瀬戸少年院の歴史?特徴?具体的な取組み内容など、さまざまな知識を得ることができたかと思います。
その後、施設内を全員で回りました。少年たちが実際に作業や訓練を行う場所を訪れ、彼らの作品(瀬戸焼、切り絵、母への手紙など)に触れることで、少年たちの様子を具体的に思い描くことができました。また、今回は、瀬戸少年院の収容区域外にある農場や、かつての窯の跡なども見せていただきました。
 最後に、会議室に戻って質疑応答の時間を設けていただきました。少年たちの生活等に関する質問だけでなく、クラブ活動に関する質問、少年院の施設?設備に関する質問など、多岐にわたる内容でしたが、約30分にわたって1つ1つに丁寧に答えていただきました。
 参加者は、現場で体験したからこそ得られた学びがあったのではないかと思います。

瀬戸少年院表門

質疑応答の時間にメモを取る様子

集合写真

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