大学概要【2024年度実施分】「産官学」連携による新たなスマートモビリティーサービス事業の創出

経営学部

「産官学」連携による新たなスマートモビリティーサービス事業の創出
実施責任者: 田中 武憲

新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い国内?海外の人の移動がますます活発となる一方、AIやVRなど社会のデジタル化が急速に進み、モビリティや移動に対する人々の価値観と社会のニーズも大きく変化しています。本プログラムは、「産官学」の連携により、移動課題の解決や地域活性化に貢献できる、新たなモビリティサービスやビジネスモデルの創出を目指す取組みです。

ACTIVITY

富山県氷見市で小型電動モビリティ「ヒミカ(HIMICA)」を使用したフィールドワークを実施しました

2024/07/11

 6月30日~7月1日の二日間、大发体育官网_澳门游戏网站が包括連携協定を締結している富山県氷見市において、経営学部2?3年生18名が氷見の中心市街地の回遊促進を目的とした小型電動モビリティ「ヒミカ(HIMICA)」を利用したフィールドワークを実施しました。

 初日はあいにくの雨でしたが、学生は公共交通機関を利用した場合の氷見市の玄関口であるJR氷見駅と、自家用車?観光バス利用の観光客が多く利用する道の駅「ひみ番屋街」を起点として、5つのグループに分かれて氷見市中心部を歩いて回りました。

 氷見市は日本を代表する漫画家の一人である藤子不二雄?氏の故郷であり、市内のいたるところに関連したキャラクターのモニュメントや壁画が設置されています。学生は既存の観光マップやインターネット?SNSなどの情報も活用しながら、約3時間をかけて市内を自由に散策し、独自の目線で観光ルートを作成しました。

 二日目は雨も上がり、氷見市職員の運転による「ヒミカ」2台を使用して、前日、自分たちが作成した観光ルートを実際に巡り、また、市職員のアドバイスなども頂きながら、市内観光のテーマや店舗の視察などプログラムの深堀りを行いました。

 今後は今回の経験を元に氷見市の観光マップ?ルートの精緻化を進め、最終的には氷見市へ提案することを目指しています。

「ヒミカ」に乗車して市内を廻る学生

喪黒福造との記念写真

明治三年創業の老舗醤油店「本川藤由商店」で醤油アイスを食べる学生

「プロゴルファー猿」の巨大壁画とともに

株式会社ATグループとの連携事業としてオープンキャンパスに参加しました

2024/08/26

 8月3~4日に開催されたオープンキャンパス(天白キャンパス)におきまして、2024年4月に大发体育官网_澳门游戏网站が連携協定を締結した株式会社ATグループとの産学連携?協働事業の一環として、経営学部の学生がトヨタのさまざまなモビリティのPR活動を行いました。

 まず2022年度に活動を開始したトヨタ車の給電機能のPRとして、トヨタのプラグインハイブリッド車「RAV4 PHEV」をキャンパス内に設置、2日間、クルマの給電機能を利用してスポットクーラーを稼働させ、暑い中、ご来場いただいた生徒および保護者に冷風を送り続けました。

 あわせてトヨタL&F中部株式会社の協力を得て、水素を燃料とし、稼働中にCO2を一切排出しない燃料電池フォークリフトを展示、物流業界における同社のカーボンニュートラルの取り組みを説明しました。

 屋内には「歩く」をアシストする、トヨタの小型電動モビリティ「C+walk」2台を展示、学生は来場者に製品の紹介と合わせてアンケートを実施し、その結果をもとに普及策を検討する予定です。

 学生活動を見学した来場者は、実物を通じてさまざまなモビリティが持つ新しい機能や魅力を具体的に感じるとともに、「現場触発型教育」に取り組む経営学部の特色ある学びについても知っていただく良い機会となりました。

天白キャンパスに設置されたトヨタ「RAV4 PHEV」と燃料電池フォークリフト

来場者に災害(停電)時などに役立つトヨタの給電機能をPRする学生

物流のカーボンニュートラルに貢献する燃料電池フォークリフト

トヨタの小型電動モビリティ「C+walk S/T」

三陸鉄道開業40周年記念イベント「三陸鉄道宮古車両基地まつり」に参加しました

2024/11/10

 経営学部では昨年度,本取組において「震災学習×聖地巡礼」をテーマに,三陸鉄道「震災学習列車」を活用した新たな観光ルート?プランの開発を行いましたが,10月12日に岩手県宮古市で開催された三陸鉄道開業40周年記念イベント「三陸鉄道宮古車両基地まつり」に,経営学部の学生6名が出展?参加しました。
 1984年に日本初の第三セクター鉄道として開業,2024年に開業40周年を迎えた三陸鉄道は,2011年3月の東日本大震災で津波により駅舎の流出など甚大な被害を受けましたが,地震発生から5日後には一部区間で運転を再開,その後も順次,復旧を進めて2014年4月に全線で運転を再開しました。
 2019年にはJRから山田線の一部の経営を譲り受け,現在,岩手沿岸の南北163kmを結ぶ日本最長の第三セクター鉄道として,同地域の住民や観光客の貴重な交通手段として大きな役割を担っています。
2024年8月の台風5号により再度被災し,一部区間でバスによる代行運転を余儀なくされる中,宮古車両基地まつりには10時の開始直後から親子連れが多く来場し,普段は入ることができない車両点検用ピットを歩いたり,軌道自転車の乗車体験に参加しました。
 参加した学生は三鉄グッズの販売コーナーや飲食コーナーと並んで愛知県の特産品のチャリティー販売を行い,タワー75?五階の起業活動拠点ものづくりスペース「M-STUDIO」の機器やアドバイザーの協力を得て製作したオリジナルグッズを参考展示しました。
 本活動から得られた利益は,復旧の一助となるよう,三陸鉄道に寄付する予定であり,当日の活動の様子は地元新聞でも大きく取り上げられました。

三陸鉄道の石川社長,マスコットキャラクター「さんてつくん」とお菓子まきイベントに参加する学生

愛知県の特産品の販売ブースにも多くのお客様が来場

学生が企画?デザインし,「M-STUDIO」で試作したオリジナルグッズの一例

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