大学概要【2024年度実施分】国際交流を介した町づくりと地域拠点の提案(津島市下街道を中心として)

理工学部

国際交流を介した町づくりと地域拠点の提案(津島市下街道を中心として)
実施責任者:生田 京子

本プロジェクトでは、津島市上街道?下街道周辺の町づくりについて、フィンランドのタンペレ大学などの国際的なメンバーと意見交換を行いつつ、新たな発見を提案におこしていく。また下街道に位置する1つの町屋を活用し、町の地域拠点(ワークショップスペース)として開いていく取り組みに参画する。学外?海外の多様な立場からなる他者との協働による刺激により学生が成長する機会をもうけていく。

ACTIVITY

町屋、正面ファサードと、内部空間の改修の完成

2024/11/13

 3年にわたり、学生達がセルフリノベーションの計画や施工の実体験の場として関わりつづけてきた津島市の町屋。メイン空間の完成とともに、本格的に使用されるところまでこぎつけました。

 それに伴い通り沿いの正面ファサードを改修し完成した様子を写真や動画にて記録しました。

 この町屋は「HONMACHI DOT」というエキジビション&ワークショップスペースとして地域に開かれました。活用が開始されて、アートイベントの会場や、祭りの際の集まりどころとして多用途に使用されています。計画段階より、様々な使用方法を想定してフレキシブルな空間として整備してきたことが功を奏しています。

 これまでの計画にて、中心的な空間は改修使用に至りましたが、背面と庭へと連続する空間が未整備のため、本年は庭付近のリノベーションについて引き続き検討していきます。

正面側のリノベーション完成

中心空間のリノベーション完成

町屋の縦にのびる空間との連続性

床材の反りの有無を確認する学生達

VRワークショップとして会場が使用される様子

建物を訪れる人々

町屋にて改修方法の確認

2024/12/24

 町屋の現地にて、改修方法に関する打ち合せを数回行いました。
 第1回目は、本拠点を運営する方へ、どのような形状で改修していくかについて、模型を通して学生より説明し、了解を得ていきました。模型も1/10でかなり臨場感のある表現で分かりやすくしています。
 第2回目は、現地作業について工務店のかたよりアドバイスいただきました。自分たちなりに色々と調べて図面を作成しているものの、現地へ行くと、思いもかけないことに気づかされます。
 古い建物ならではの構法や材の状態を見ながら、どのような順番で施工をしてくかを相談しました。

模型を通して運営者と打ち合せ

1/10の模型

運営者との議論の様子

工務店の方からのアドバイスを受ける

現地の材の状況を確認する

改修計画について模型を通して議論

2024/12/26

町屋現地での打合せをフィードバックしつつ、模型を通した議論を重ねていきました。
今回のステップでは建物と庭をつなぐ境界の形について、複数パターンをアイデア出し、1つ1つ学生同士で話し合いをしていきました。扉や開口部の大きさ、骨組みのピッチなど実に様々なバリエーションが出てきます。その中から既に完成している内部空間とのつながりを勘案しつつ、コンセプトに合致する適切なアイデアを抽出していきました。

模型を通して学生間の打ち合せ

内部空間からの連続が確認できる模型

建物と庭をつなぐ境界の形のバリエーション

話し合いの様子

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ