大学概要【2025年度実施分】農業系未利用資源の活用による食品製造の体験実践プログラム
農学部
農業系未利用資源の活用による食品製造の体験実践プログラム
実施責任者:中尾 義則
本取り組みでは圃場の管理作業の体験や,農業系廃棄物の利用可能性を探索します.
農業収穫物を得るためには多くの管理作業があり,その中で枝葉や果実が多く廃棄されます.今回は樹形維持のため切除する枝葉の活用や加工品の開発を試みます.初年度はブドウ葉で茶を作り,その独特の風味を体感しました.次は樹種の幅を広げた試作を進めます.これらを学生自身で工夫し解決していきます.
ACTIVITY
茶摘み(チャとウンシュウミカン)と加工
2025/07/09
農学部附属農場内のチャとウンシュウミカンの若葉からお茶を作るための葉を採取しました.今回は葉の採取と蒸しのみを行って,冷凍保存しました.後日,煎茶作り体験に行く予定です.その後に今回集めた葉を茶として加工する予定です.そして,この後も色々な葉を集める予定です.
宇治茶工房にて煎茶作り体験
2025/08/05
京都の宇治茶工房で煎茶作り体験をしてきました.用意された茶葉を30分以上揉み,最終的に細く長くなるように手の中で揉み転がします.粉のような茶葉ができた人や厚い茶葉ができた人など様々でした.次は,自分たちの摘んだ葉で茶作りに挑みます.
ワイン醸造と醸造残渣の活用
2025/11/04
小牧ワイナリーで農学部附属農場で収穫したブドウによるワイン上の仕込みと,搾汁を行いました.収穫と選別をした果房をワイナリーに持ち込み,数週間発酵させました.その大量に出る搾りかすをたい肥として活用することにしました.
附属農場のブドウの果粒を選別して,発酵タンクに入れます.
発酵が止まってきたので,果皮などを濾過して取り除きます(搾汁).
搾りかすのほとんどはブドウ果皮です.果皮は附属農場のブドウ圃場でたい肥として活用します.
ワイナリーでは発酵中の果帽を沈めるピジャージュ作業を体験させていただきました.






